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なんでもない日に聞いてみた。
雨音
雨音
翔は笑顔で答える。
翔
目が笑っていない。
翔
雨音
翔
翔
雨音
罪悪感がドッと押し寄せる。
翔
翔
言葉に詰まった。
雨音
雨音
聞こうと思ったけど、"なんとなく"やめた。
翔
雨音
翔が隣にいるのは日常だった。
翔は毎日学校に来るようになって、
それと同時にクラスの奴らが私に話しかけてくるようになった。
___
雨音
雨音
雨音
これだけしか話さなかった。
たった二言しか話したことがない。
名前なんて知らない。
知ろうとも思わない。
そんな奴に、呼ばれた。
放課後の屋上とか、校舎裏とか、そんな場所じゃなくて、 みんながいるただの教室だった。
もちろん翔だっていた。
___
言われたのはそれだけだった。
好きになった経緯だとか、いつから好きだとか、全く言われなかった。
雨音
そいつは悲しむ様子もなくどこかに行った。
断った理由は、
そいつのことが嫌いだったからでも、
他に好きな人がいるからでも、
学業や部活に専念したいからでもなかった。
当たり前だけど、理由は言わなかった。
翔
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
翔
雨音
雨音
翔
雨音
翔
屋上のドアを開ける。
ドアノブが動きづらかった。
昼食を食べ始める。
雨音
翔
雨音
雨音
翔
翔
翔
翔
翔
翔の言葉が途切れ途切れになる。
緊張している時の翔の言動だった。
雨音
雨音
翔は覚悟したように言う。
翔
翔
翔
雨音
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
心臓がうるさかった。
焦りの方だった。
雨音
雨音
翔
翔
翔
翔
翔は取ってつけた笑顔を見せつけ、立ち上がる。
気づけばそんな翔の服を掴んでいた。
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
翔が再び座り込む。
翔
雨音
翔
翔
翔
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
雨音
翔
翔
雨音
翔
雨音
雨音
雨音
雨音
早口になっている自覚はあった。
雨音
雨音
翔の目を…見れない。
翔
2人で教室に戻った。
この日、初めて弁当を残した。