あなたにあいたい

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

りうらには好きな人がいる

そう…おにぃちゃんだ

おにぃちゃんは昔からりうらの好きな人

おにぃちゃんとであったときは昔すぎてよく覚えてない

けど

刺激的だからよく覚えてる

おにぃちゃんは

従兄妹で

家が近くて

どちらとも片親

そういう接点からうちの家に遊びに来たのだろう

部分部分でしか思いだせないけど

思い出すおにぃちゃんはどれもかっこよくて抜け目がない

きっと初恋はおにぃちゃんだ

いや…絶対おにぃちゃんだ

昔の記憶にはすべておにぃちゃんがいるのだから

おにぃちゃんは中学に入る直前までいつも暇な時は遊んでくれた

おにぃちゃんはいつでも優しい

おにぃちゃんはいつでもそばにいてくれる

だからダメなんだよ

おにぃ＜今日りうらん家で食べることになったよ

りうら＜ほんと！？楽しみにしてる！

あ～…夜ご飯手伝うのいつぶりだろ

薄味が好きなの変わってなきゃいいな…

変わってなきゃいいな…

大きめがいいのかな…

それとも小さめ？

きっと大きめの方が好きだよね

風味は強めで

でも味が薄い方が好き

味ちょっと濃かったかな？

でもりうらはもっと濃い方が好きかな

言いたかった

りうらが作った

褒めてって

あなたのために作ったものだよ？

あなたにおいしいって言われて嬉しい

もっと褒めてほしい

あ～…素直になりたい

違うの

こんなチクチク言葉言いたくなかった

そうなのかな…

あ～…優しい言葉をつかえるようになりたい

あなたのためにこんなに頑張ったのに

褒めてほしい

そしたら優しくなれるかもしれないから

いや…優しくなるから

あ…

あぁ…そうじゃない

いいお嫁さんになれるのは

あなたがりうらの旦那さんになってくれる時だけだよ

わざとしてないような素振りをした

こうやって1秒でも長くしゃべりたい

今時が止まっちゃえば

あなたとずっと一緒にいれるのに