ちゃむもふ
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にじさんじの控え室
甲斐田晴
長尾景
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タッタッ……バタン!
甲斐田晴
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朝の匂いと共に、晴の澄んだギター音が 屋上に響いた。 それから、二人の時間が来た。 晴の歌声は相変わらず透明で、するりと俺の耳を通り過ぎていく。 不思議と、心地よかった。 晴はギターに合わせて体を揺らしていた 俺も真似してゆらゆら揺れた。 頬に風が優しく触れて、つい擽ったくて 少し笑ってしまった。 それに合わせて晴も笑った 俺は満足気な君を見て また好きという気持ちが芽生えた でも君はそれを知らない。 それから歌い終わったあと晴は 「…楽しかった?」と聞いてきた。 俺は胸を張って 「うん!最高だった!」 ととびきりの笑顔で返した。 晴は心底嬉しそうに微笑んだ。 それから 「…ありがとう」 と言って凄く眩しい笑顔を俺に向けた。 …あの笑顔は、今まで見た晴の笑顔の中で一番に可愛かった。
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