TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

それは本当に偶然だった

千聖

椿咲?

そこにいたのはいるはずもない人

前世で私の代わりに任務に行って亡くなった人

今世では学校にいなかったから

もう会えないと思っていた

でも、そうか私より早く逝ったなら…

椿咲

千聖さん?

千聖

やっぱり!すごい偶然!

千聖

でも、ここにいるってことは…

椿咲

はい、死んじゃいました

椿咲

ごめんなさい

椿咲

私ずっと謝りたかった

千聖

なんで謝るの。

千聖

あれは偶然なんだよ

千聖

私、後悔なんてしてない

千聖

だから、謝らないで

椿咲

ありがとうございます

千聖

うん、そっちのほうがいいね

千聖

今は何してるの?

椿咲

高専の教師やってます

千聖

すごい!私高専もう一度行ったけど知ってる人は誰もいなかった

千聖

まぁ、当たり前だよね

椿咲

多分その次の年に悟たちが入学して

椿咲

私が転入したんですね

千聖

えっ?てことは?

椿咲

はい、五条先生の同期です

千聖

あはは!なにそれ面白いね!

椿咲

かつての同期が教え子になりました

千聖

うわっ…すごっ…

椿咲

それから…もう一人仲間が増えて

千聖

誰々?

椿咲

夏油傑

千聖

はっ?あの百鬼夜行を起こした?

椿咲

はい

椿咲

でも今回は起こしてません

椿咲

非術師嫌いは健在ですけど、なんとかサポートして未来を改変したんです

千聖

そう、あの人完全に悪い人には思えなかったから

椿咲

千聖さんはすぐ人を信じるから

千聖

だって、あの人仲間たちからは慕われてたもの

千聖

それに…あのときの五条先生

千聖

なんだか寂しそうだった

椿咲

親友だったんです、二人は

千聖

うん、それは前世のときに先生に聞いたことある

椿咲

今世でも親友でした

椿咲

離反する前に大喧嘩して自分で食い止めてました

千聖

あはは、五条先生喧嘩とかするんだ

椿咲

ゴリッゴリのヤンキーですよ

千聖

ふふっ

千聖

元気そうでよかった

椿咲

…………………ですね

千聖

椿咲〜?

千聖さんは私のほっぺを遠慮なく引っ張った

千聖

いったよね?何でも話なって

椿咲

千聖さんは今も呪術師ですか。

千聖

そだよ〜フリーだけどね

椿咲

術式は、分解ですか?

千聖

うん、前世のまんま

思わず千聖さんの手を握って遠慮なく振ってしまった

椿咲

千聖さん!助けてください!

椿咲

ただいまー

ぎゃぁぁぁぁあ!

悟、いい子だから落ち着きな

ふぇぇぇえ〜!

椿咲

何?風呂?

硝子

毎晩のことながら大暴れ

硝子

それでも楽になったんだと

椿咲

そりゃ三人がかりだからね

千聖

硝子さんだ…

硝子

何処かであったかな?

椿咲

硝子だけは記憶がないんです

椿咲

それに生徒たちも

椿咲

夏油は離反した事件を機に思い出して

椿咲

先生はこの時代の自分と同化することで前世の記憶を共有しました

千聖

先生だけ分離してたの?

椿咲

そうなんですよ、不思議なことに

千聖

あの人いつも規格外だよね

硝子

五条の知り合い?

椿咲

前世で私の先輩だった人

硝子

なるほど、それでか

硝子

すまないね、私は前世の人間ではないんだ

千聖

いえ、こちらこそ

千聖

またみんなに会えて嬉しいです

椿咲

ふふん、聞いて驚け

椿咲

この人は救世主だ

千聖

もう、大げさだよ

椿咲

まぁ、お楽しみは置いといて

椿咲

傑ー!早く上がれー!

無茶言うな!

硝子

いや、マジで急げ

硝子

なんなら一回上がってこい

もう少しなんだよ、待てない?

硝子

5分以内な

無茶言う

じゃぁ悟受け取ってよ

椿咲

しゃぁねぇ、待ってやるよ

10分後、全員が揃ったところで改めて千聖さんをみんなに紹介した

千聖

うわぁ、絡んでるねぇ

五条先生の呪力に混ざり合うように

糸のようなものが無数に絡みついている

これは…蜘蛛の糸かな

千聖

先生、覚えてるかな?

千聖

私の最期のとき先生が助けに来てくれたよね

千聖

間に合わなくてごめんって何度も謝ってくれたよね

千聖

でもね、私先生が来てくれたことすごく嬉しかったんだよ

千聖

いつも飄々としてる先生のものすごく焦ってる貴重な顔が見れてラッキーだった

千聖

…今度は私が助ける番

(なんだろなんか暖かい)

(何かが解けていく感覚)

(体が楽になる)

(そういや、解けると言えば…あの子はどうしてるんだろ)

(この世界では希少なタイプの善人だった)

(今世ではこんな世界じゃなくて平凡でもいいから長生きしてるといいな)

(…あれ?視界がぼやけて…)

(何だろ、耳がざわざわする)

(怖いのに…怖くない)

(この暖かいののせいだ)

えっ?何?どうした?

悟?聞こえるのかい?

…あっ!聞こえる…聞こえる!

傑!硝子!椿咲!恵!悠仁!野薔薇!美々子!菜々子!

悟!

千聖

よかった、成功したみたいだね

千聖

それより、その蟲調べた方が良いよ

千聖

先生の呪力に蜘蛛の巣みたいに蟲毒が絡みついてた

千聖

そいつが体内で糸を作ったて絡めてたんだと思うの

椿咲

千聖さん!ありがとう!

千聖?

お前、千聖なの?

お前が助けてくれたの?

千聖

ご無沙汰してます、五条先生

千聖!ありがとう!

千聖

覚えててくれたんですね

忘れないよ

けどどうして?

君には恨まれてると思ってた

千聖

恨む?どうして?

前世で僕は君を救えなかったんだろ?

千聖

私ね、最期のとき独りで死ぬんだって思ってた

千聖

薄れていく意識の中でみんなの顔を思い浮かべてた

千聖

そしたら、先生が来てくれた

千聖

独りじゃなかった

千聖

それが嬉しかったの

千聖

だから、そんなふうに思わないで

千聖…

ありがとう

過去の僕も今の僕も救われた

千聖

もう、二人共大げさ!

椿咲

だって〜

だってさぁ〜

千聖

そんなことより大丈夫なんですか?

千聖

先生を呪うなんて…敵はそれだけ強力ってことですよね?

椿咲

いや、シンプルですよ

椿咲

いじめっ子の逆恨み

千聖

えっ?

椿咲

犯人はこの女です

椿咲

昔、悟をいじめてた

椿咲

そいつが偶然あった悟に蟲毒を盛ったんでしょう

椿咲に見せてもらった写真に映ってたのは、この間見かけた女の人だった

千聖

私、この人見たよ

椿咲

えっ?いつ?どこで?

千聖

先週、繁華街を歩いてた

椿咲

千聖さん!神様って呼んでいいですか?

千聖

やめて

椿咲

じゃぁ千聖さまって

千聖

やめて

椿咲

じゃぁ!

千聖

やめて

椿咲

まだ何も言ってない

えっ?君たちも行くの?

椿咲

悪いがそれは却下だ

椿咲

…見せられないからね、さすがに

硝子

そうだね、さすがにこればかりはね

こら君たち生徒を怖がらせるんじゃないよ

自分の顔鏡で見てから言えよ

数日後

椿咲

みぃつけた

洋子

えっ?なんで!

椿咲

あの蟲は半径1キロ以内なら命令を下せる

椿咲

加えてあのときのお前はブランドでゴテゴテに着飾ってた

椿咲

けどお前あの喫茶店で働いてるって言ったよな?

椿咲

ただのカフェの店員じゃ申し訳ないけどそんなには飾れないだろう

椿咲

お前、任務も行ってなかったし

椿咲

呪術師の仕事してないだろ

椿咲

だから、夜の仕事でもやってるんじゃないかなぁってさ

椿咲

お前みたいなのにパトロンなんてつくわけねぇし?

洋子

なっ!

椿咲

いい加減現実見ろよ

椿咲

お前のこと可愛いと思ってんのはお前だけだよ

椿咲

まぁどうでもいいけどね

椿咲

ちょっとおねんねしてな

洋子

なにするのよ!

椿咲

全部お前が悪いんだよ

手刀を落とし青山を昏倒させた

洋子

ここは…どこ?

椿咲

おはよう、青山洋子

椿咲

気分はどうかな?よく眠れた?

洋子

ヒッ!体が動かない

椿咲

ギチギチに縛り上げてるからね

椿咲

逃走防止

洋子

お願い助けて!

椿咲

助けて、苦しい、痛い、辛い、もうやめて

椿咲

悟は何度お前にそう言ったの?

椿咲

お前、一回でも辞めた?

洋子

…っ!

洋子

友達でしょ?

椿咲

友達なら疑ったりしないんだよ

椿咲

お前を友達なんて思ってないから

椿咲

お前の嘘を見破れたんだろ

洋子

でも、同期じゃない!私たち!

椿咲

そうだよ?

椿咲

でもね、反省してるんだ

椿咲

同期だから、言い方は悪いけど

椿咲

いじめなんてよくある話だから

椿咲

見逃した

椿咲

でも、その結果がこれだったんだよな

椿咲

私の甘さが今回の事態を招いた

椿咲

この事実を重く受け止めて…

椿咲

慈悲は捨てたよ

洋子

…っ!

洋子

ごめんなさい、ごめんなさい

椿咲

いいよ、もう

洋子

へっ?

椿咲

お前がどれだけ泣いても喚いても、

椿咲

本当に反省して己の過ちを悔いたところで

椿咲

私はもう、お前を許さないし逃さない

洋子

………!

椿咲

無駄な会話はやめよう、意味を成さない

椿咲

どれだけ時間を稼いでも、結末は変わらない

洋子

椿咲ちゃん

椿咲

喋るなよ耳障りだ

椿咲

本当は今すぐにでもお前を殺してやりたいよ

椿咲

しないけどね

洋子

(ホッ…。どうせハッタリよ)

洋子

(何もできるわけないわ)

椿咲

さて、ここで問題です

椿咲

お前になくて悟が持ってる

椿咲

お前が欲しいものってなーんだ?

名声

硝子

千聖

権力

お前らマジナメんなよ

椿咲

あれ?結局みんな来たの?

椿咲

千聖さんもしれっといるし

硝子

椿咲、一人では殺らせないよ

私たちにも一緒に背負わせてよ

洋子

殺す…?あんたに私は殺せない!

椿咲

なんで?

洋子

蟲毒は使用者じゃなきゃ解呪できない

椿咲

それは自白ととってオーケー?

洋子

そうよ!私がやったのよ!

洋子

全部こいつが悪いのよ

洋子

私を侮辱するから!

洋子

こいつのせいで私の人生はめちゃくちゃなのよ!

洋子

全部こいつが!

椿咲

青山、お前は最初から独りだろ

洋子

…!

椿咲

誰もお前なんかに見向きもしなかった

椿咲

人気者への嫉妬が妄想に変わりやがて盲信に成った

椿咲

ほんとに愛されるやつってのは何もしなくても

椿咲

自然と誰かに護られるものだ

椿咲

ほんとに慕われるやつってのは

椿咲

自然と周りに人が集まってくる

椿咲

さっきのクイズの答えだよ

椿咲

お前になくて悟にあるもの

椿咲

答えはシンプルさ

椿咲

人望

洋子

ふざけるな!ふざけるなふざけるなふざけるな!

洋子

殺してやる!五条悟!あんた私が怖いんでしょ!

洋子

だったらどうにかしろよ!

洋子

じゃなきゃ今度はあんたの生徒たちをぶっ殺してやる

…っ!(ビクッ

椿咲

もう喋るなって

椿咲

前も言ったよな?私の理性に期待するな

椿咲

とっくに限界超えてんだよ

悟、おいで

うぅっ…怖いよ

硝子

大丈夫だ、私たちもついてる

…グスッ…椿咲が怒ったぁ!

えっ?椿咲なの?

硝子

つば…ッ!…椿咲…ヒヒッ!まさかの椿咲…あはは!

椿咲

えぇ、私?

千聖

たしかにあの顔は怖かった

鬼気迫るものがあったな

硝子

あはは!おっかしー!久しぶりにこんな笑った

硝子

腹筋攣った!

椿咲

お前らマジナメんなよ

それ僕が言ったの

椿咲

あっそうそう、ちなみに蟲毒は解呪したよ

洋子

嘘よ…だって…

椿咲

諦めな、青山

椿咲

本当に慕われてるやつはいつも周りが助けてくれる

椿咲

悟はこれまで多くを救ってきた

椿咲

そして、その分多くから救われたんだ

椿咲

言ったよな?誰に手を出したか分かってるのかって

椿咲

御三家だからとか最強だから言ったわけじゃない

椿咲

お前が手を出したのは五条悟なんだよ

椿咲

そして、悟が勝ったんだ

洋子

…っ!

椿咲

お前の負けだ

悟父

どうやらまた君に救われたようだね

悟父

椿咲

椿咲

いえ、私は何もできませんでした

悟父

どうだい?悟の様子は

椿咲

傷はそう簡単に消えません

椿咲

未だに暗いところや静かなところはダメみたいです

悟母

そう

椿咲

すみません

椿咲

私の甘さが…

悟父

子どもの喧嘩だと見過ごした私たちの責任だ

悟母

本当に感謝してるのよ?あなたたちには

椿咲

ふふっ

椿咲

ありがとうございます

悟父

今回はさすがに五条家の威信にも関わるからね

あれから青山は五条家へ引き渡した

椿咲

えぇ、当然です

椿咲

元より情なんてありませんから

悟父

そして、君も本当にありがとう

悟父

千聖さんと言ったかな?

千聖

ごじょっ…

千聖

悟さんにはすごくお世話になりましたから

千聖

お役に立てて何よりです

悟母

あなた階級は?

千聖

三級です

悟母

あなたには一級ほどの実力がある

悟父

君を一級術師に推薦するよ

千聖

ちょっと待ってください!

悟母

あの蟲は並大抵の術師では祓えなかった

悟母

より繊密で強固な呪いを保持していた

悟父

君が3級程度ならあれは分解できなかったんだよ

悟父

今までフリーでやっていたから実力を測る機会がなかったんだろう

千聖

えぇ〜!

椿咲

おめでとうございます、千聖さん

千聖

あんたねぇ!

悟母

ふふっ、椿咲あなた悟に似てきたんじゃない?

椿咲

えぇ〜…?

悟父

そういえば悟もよく先輩に叱られているとか

千聖

椿咲はすぐに人の影響受けるから

千聖

悟さんに影響されたんじゃないですかぁ?

椿咲

(すげぇドヤ顔)

悟父

そうなのかい?椿咲

椿咲

…よく言われる

椿咲

でも認めません

悟母

ふふっ、相変わらず頑固ね椿咲

椿咲

むぅっ(⁠ب⁠_⁠ب⁠)

悟父

可愛い顔が台無しだよ

椿咲

¯⁠\⁠_⁠(⁠ ͠⁠°⁠ ͟⁠ʖ⁠ ⁠°͠⁠ ⁠)⁠_⁠/⁠¯

悟母

ふふっ

悟父

ははっ

千聖

…生御三家にそんな顔するとか

千聖

怖いもの知らず…

千聖

それともそれだけ深い関係なのかな?

悟父

椿咲はね、十年前も悟のいじめを解決してくれたんだよ

悟母

本当に世話になったわね

椿咲

……………いえ

千聖

さすが私の自慢の後輩

悟母

これからもあの子をよろしくね

悟父

傑くんと硝子さんにもよろしく伝えておいてくれ

椿咲

はい

青山は五条家所有の地下牢に幽閉されている

この事実は悟には伝えられていない

さすがに実家の土地にこいつがいるなんて嫌だろうから

椿咲

いや、あいつなら“いい気味”とか言って爆笑しそうだな

千聖

ありえる

千聖

でもだいぶ先の話でしょ?

椿咲

多分ね

洋子

あははは!

洋子

もう、みんな待ってよぉ

洋子

私の体は一つなんだからぁ

洋子

順番だよ順番

顔に目隠し耳にはヘッドホン

外界を知るすべをすべて遮断して放置しただけで

青山はゆっくりと壊れた

そして妄想の世界に逃げ込んだ

椿咲

哀れなもんだよな

椿咲

結局こいつはずっと孤独なまま

千聖

そうかな?幸せだと思うけど

千聖

多少拷問や尋問はされるだろうけど

千聖

自分の好きな世界で一生を過ごせるんだから

椿咲

…物は考えようですね

千聖

どう言うことよ

椿咲

先輩、本当にありがとう御座いました

椿咲

千聖さんがいなかったら今頃

千聖

あんたを人殺しにはしたくなかったんだって

椿咲

えっ?

千聖

五条先生や他のふたりが追いかけてきた理由

千聖

あんたはきっと殺すから

椿咲

…私そんなヤバい奴だと思われてます?

千聖

というよりも

千聖

先生のことすごく大事に思ってるでしょ?

千聖

椿咲はさ、守るためなら妥協しないから

千聖

もし先生のご両親が引き取ってくれなかったら

千聖

もし先生のご両親が引き取ってくれなかったら

千聖

どこまでも追いかけただろうってさ

椿咲

そうかも

洋子

そんなに褒めたって何も出ないんだから

洋子

キャハハハ!

椿咲

……………………

千聖

…………………

千聖

帰ろうか

椿咲

そうですね

椿咲

五条先生

ん〜っ?

ってお前かよ

椿咲

へへっ懐かしい?

椿咲

実際今どんな感じなの?

うーん、僕が2人いる感じ?

記憶が混同して“あっこれ前世だ”って思うけど

なんか客観的なんだよね

椿咲

ふーん

聞いといてこの反応だよ

椿咲

今だから言うけどさ

椿咲

…先生だからだよ

うん?

椿咲

きっとターゲットにしたのが傑なら

椿咲

硝子や傑と同じ過ちを私も犯してた

椿咲

五条先生だったから信じたかった

椿咲

私に居場所をくれたのは先生だったから

…椿咲、お前さぁ

僕のこと好きすぎない?

椿咲

…………はぁ?

椿咲

調子のんなバーカ!

こんなに慕われちゃって

教師冥利に尽きるねぇ

椿咲

もう二度と言わない!

椿咲

やーめーろーやー

椿咲

ベーッだ!😜😜😜😜

椿咲は僕の腕をすり抜けた

少し先で振り返る

椿咲

悟!

椿咲

隣に立たせろとは言わないけどさ

椿咲

せめてお前が立ち止まったときくらい

椿咲

手の届く場所にいさせろよ!

ふふっ

手を振る背中を見送る

あぁいうとこはガキのまんまだな

僕のお節介な同期で可愛い教え子

強くなってよ、僕においていかれないくらい

それまでは、僕が君たちを守るから

大丈夫

僕、最強だから

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚