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八乙女 ほのか
ある日のこと。
私はとある用事が長引き、 次の授業に遅れそうになっていた。
慌てて教室まで行こうとすると、 廊下から2人の女子生徒の声が聞こえてきた。
女子生徒
女子生徒
女子生徒
八乙女 ほのか
確かに、周りの子はみんなおしゃれだ。 それに比べて私は……。
そこまで考えて、やっぱり考えるのをやめた。
女子生徒
女子生徒
女子生徒
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
キーンコーンカーンコーン……
女子生徒
女子生徒
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
私には、物心ついた時からお父さんしか居なかった。
お母さんは、私が産まれてすぐ亡くなってしまったらしい。
元々虚弱体質で、周りも私を産むのが心配だったらしい。 それでも、お母さんは私を産むことを選んだ。
そして、お母さんは、私を産んだ数時間後に亡くなった。 お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、周りの人も、 私を恨むようなことはしなかった。
それどころか、お母さんが自分の命と引き換えに 産んだ私を可愛がってくれていた。
でも、同じ保育園に通っていた子達にはお母さんが居た。 だから変な子だと言われることがあった。
子供
幼いほのか
子供
子供
幼いほのか
幼いほのか
幼いユイナ
幼いユイナ
幼いユイナ
幼いほのか
子供
子供
皆、私の前ではそう言っていた。 それでも、陰では変わった子だと言われているのは、 幼い私にでも分かった。
だからこそ、あの時私のことを庇ってくれて、その後も 私のことを気にかけてくれていたユイナには感謝していた。
八乙女 ほのか
私は、友人に裏切られたかのような気分になっていた。 もしかすると、そう考えているのは私だけなのかもしれない。
私は、幼い頃にユイナとよく一緒に 遊んでいた公園で、1人落ち込んでいた。
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
“拾ってください”
猫が入っているダンボールには、 お世辞にも綺麗とは言えない字でそう書いてあった。
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
八乙女 ほのか
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
ね、猫が喋ってる……? 驚いた私は、目の前に居る猫をじっと見つめた。
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
???
???
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
???
???
八乙女 ほのか
???
???
八乙女 ほのか
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
???
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
???
サク
八乙女 ほのか
サク
ゴゴゴゴゴゴゴゴ───
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
サク
八乙女 ほのか
サク
八乙女 ほのか
サク
サク
サク
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
サク
サク
八乙女 ほのか
サク
八乙女 ほのか
スキア
サク
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
サク
サク
八乙女 ほのか
スキア
スキア
ドゴーン───!
悪の集団、テネブラエが操っているらしいスキアという怪物が、 私とサクが居る場所の地面を叩いて私達を潰そうとした。
八乙女 ほのか
私はギリギリのところでなんとか攻撃を避け、 巨大なスケアの手の方向を見た。
スケアは手をどかすが、そこにサクの姿はなかった。 私が困惑していると、私の後ろから声が聞こえた。
サク
サク
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか
スキア
スキアは人間の言葉ではない言葉を発して、 私達を潰そうと拳を振り下ろしてきた。
八乙女 ほのか
八乙女 ほのか