弟達に嫌われてる件

俺たちは莉音が”嫌い”だ

それには理由がある、

まず俺たち6人は幼い頃に母親を亡くしている

母親がいなくなったところで何も変わりはしなかった

なぜなら一人の姉がいたからだ

姉は空手を習っていたから 男相手でも余裕で勝っていた

だから俺たちは 姉に逆らうことは出来なかった

もちろん一番上のななもりでも

家にはガラスの破片や物が散乱していてまともに暮らすことも出来なかった

お父さんは俺たちが姉に虐待されているの知っているのに見て見ぬふりをしていた

最低最悪の親だ

だからいつもお父さんは若い女の人と隠れて会っていた

もちろんばれてる

姉はバイトをしていないし、 お父さんもお金を出してくれない

だからそれを支えるために

ななもり

と

ジェル

るぅと

ころん

は、バイトをしてお金を得ていた

りいぬとさとみは家の家事をしていた

そして

姉

姉は料理だけしてくれていた

でも全くおいしくない

だが、

食べないと殴られる

体中にあざが出来るほど

だから俺たちは泣きながら食べていた

しかし、

莉音の家に行く1ヶ月前

姉は

交通事故で死んだ

そのときはうれしかった

これでやっと解放される

辛くなくなる

その気持ちでいっぱいだった

そのことがわかってから お父さんも家に戻ってきて

とある人と再婚すると告げられた

その人の娘が″莉音″だった

なぜこんなに震えていたのかというと

姉といっしょの名前だったからだ

名前以外にも年齢、性別、がいっしょだった

性格はまだわからなかったが 莉音という人物の写真をお父さんが見せてくれた

そう 姉ととても似ていたのだ

だから俺たちは またあの虐待を受けるのではと 恐怖心でいっぱいだった

また辛い思いをさせられる

そう思った

でもお父さんは

と、言っていた

全く信用出来なかった

とても嘘のように聞こえた

だから俺たちは莉音のことが信用出来なくて″大嫌い″である