そう君が悪いんだよ僕だけを見ててよ。
『少女レイ』
キーンコーンカーンコーン
鳴り響くうるさい鐘の音と共に 「放課後どこ行く?」 などと、騒ぐクラスメイト
田舎ド真ん中のこの島は 遊ぶ所といえば古い茶店や近所のゲーセン しかない。
今日僕は掃除当番を押し付けられて 放課後、誰かと一緒に帰ることなく 掃除をただ黙々としてるだけ
ゆきむら。
そして、チョークの粉で白くなった黒板を綺麗にして終わりにした
特にやることもないので2年等を周ることにした
所々、残っている生徒達はいるが、 ほとんど、掃除当番や居残り生徒にかぎない、
トンットンッと隣の教室からジャンプする音がする 静かな廊下では目立つように響いている
好奇心で覗いてみることにした
黒板が届かないのかジャンプをしている男の子
ガラ
しまった、、 うちの学校の扉は古くなっているから 音がしやすいんだ
?
ジャンプしながらそう言う
パタパタパタパタ...
ゆきむら。
ばぁう
身長は高い方だと思う サーっと黒板を消したら その子が物言いたげな顔をする
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
僕がこんなにも、会話が出来るのなんて 家族に過ぎない。
会話が出来ても、途中から喋らなくなる
ばぁう
間を開けてから、僕はまた口を開ける
ゆきむら。
ばぁう
なんやかんやで、 一緒に下校することにした
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
ばぁう
ゆきむら。
帰りは友達喋りながら帰るなんて 小学生以来だ、
ばぁう
ゆきむら。
僕はゆっくりと手を振った。
ずっとこのまま 一生に居られればな