「君はスターなんかに なれない。」
その言葉には どんなに深く昔の俺に 刺さったのか。
星
星になるんだ。
家族を、妹を 笑顔にできるから。
星になるんだ。
あの不死鳥のように。
星になるんだ。
星に、
星に…
KAITO
司
ミク
司
ミク
ミク
あの時 ふたりと交わした会話の 意味が全くわからなかった。
スターになろうと 決めた理由?
そんな何十年前のことなんか 覚えているはずがない。
星になるんだ。
ただ、それだけでいい。
今でも思い出すんだ。 あの日、ショーが失敗した日
司
類
類
思えば俺はあの瞬間まで 自分のためにショーをしていた。
仲間の失敗ばかり責めた。
スターになんかなれない。
星になりたかった。
仲間の涙なんて見ずに
司
司
星になりたかった。
当たり前のことを 忘れて
類
星になりたかった。
仲間がどんな 想いでショーをしていたかも知らず
えむ
司
えむ
なくなっちゃったから。
あの頃の俺は 本当に馬鹿だったと思う。
俺は星になりたい。
あぁ、そうだ。でもな
誰かを笑顔にしたい。
そんな、そんな星に…
寧々
えむ
類
司
寧々
司
俺は最高の仲間と
最高のショーをするんだ。
それが俺のなりたい星だ。
みんなと叶える星になる。
ひとりでは叶えられない星
コメント
4件
文章の構成がうますぎる! 星になるって言葉が自分自身の誓いのようにも聞こえるし、縛ってるようにも聞こえるなって思いました!