リーダーが居なくなっちゃうお話
主
主
主
主
主
主
カタカタ
静かな部屋に響くキーボードの音 土曜日の朝 俺は歌ってみたのMIXをしていた
そんな時だった
ピコンッ
静かな部屋に通知音がなった 朝なのに誰だろう まあいむしょーは寝てるだろ じゃあそれ以外のメンバーかなと思い スマホを手に取る
いふ
通知欄には「ないこ」の文字があった
いふ
そう呟いて通知バーをダブルタップする
目に入ったメッセージはとても信じ難いものだった
信じたくなかった
彼からのメッセージ
「いれいすのこと任せたよ」 「次はまろがリーダーかな!笑」 「今までありがとう」 「たくさん迷惑掛けちゃってごめんね」 「ずっと大好きだよ」 「元気でね!」
いふ
今すぐにでも嘘と言って欲しい ドッキリだって、ちょっとした遊び心だったって 怒らないから言って欲しい
ないこがグループを抜ける…? あんな責任感の強い彼が? 誰よりも夢を目指して頑張ってる君が?
とりあえず彼にメッセージを送る
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
思ったよりやばいことになってることを理解して 冷や汗が止まらない
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ、りうら、ほとけ、初兎、悠佑 が追加されました
悠佑
りうら
初兎
ほとけ
いふ
悠佑
りうら
ほとけ
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
ほとけ
悠佑
悠佑
いふ
いれいす辞めるって
悠佑
りうら
詳しいことも全部文字で打った 4人に伝えた
初兎
ほとけ
いふ
いふ
悠佑
悠佑
りうら
いふ
いふ
いふ
いふ
初兎
ほとけ
いふ
いふ
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
初兎
ほとけ
りうら
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
初兎
ほとけ
いふ
最悪のことが起こるかもしれない、 そう思うと今すぐにでも泣き出したい 不安で不安でたまらない
いふ
いふ
いつもにこにこだったのに 笑顔で励まし続けてくれたのに 不安なことがあったら安心させてくれたのに 元気づけてくれたのに
そんな君が誰かを心配させるなんてこと 今まで1mmたりともなかった
いふ
ピンポーンピンポーン
いふ
ガチャ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
あにきはベット座る俺の隣に 腰を下ろした
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
あにきは俺をぎゅっと抱き締めながら 頭を撫でてそう言った
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
こんなときでも一生懸命元気づけようとしてくれる 自分も不安で堪らないだろうに 自分よりも人のことを優先してくれる あにきって呼ばれ始めた理由が なんとなくわかった気がする
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ポチポチと素早く文字を打っていくあにき 横から画面を覗き込んでみると 文字から嫌でも分かるほどの怒りが見えてきた
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
ピロリンッ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
初兎から送られてきたのは 1枚のスクショととあるメッセージ
スクショは初兎とないこの会話だった
その中でないこは 「ぶっちゃけ正式にグループ抜ける前に 〇んじゃおうと思ってる」 「なんなら今日」 「そしたら誰も俺の事止められないでしょ?笑」
初兎からのメッセージ 「お願い、助けて」 「ないちゃんが、!」 「まろちゃん、悠くん!!」 分かりやすく焦りが見え隠れしている内容だった
初兎
悠佑
初兎
悠佑
悠佑
初兎
ほとけ
悠佑
ほとけ
悠佑
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
初兎
りうら
りうら
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
りうら
悠佑
りうら
ほとけ
ほとけ
悠佑
悠佑
ほとけ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
ほとけ
悠佑
悠佑
りうら
ほとけ
りうら
悠佑
ほとけ
りうら
りうらからスクショが送られてきた
ちょっとお出かけしたい気分! メンバーとの思い出の場所にでも 行こーかな!( ◜𖥦◝ )
悠佑
悠佑
りうら
ほとけ
初兎
悠佑
初兎
悠佑
悠佑
悠佑
初兎
悠佑
ほとけ
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
りうら
いふ
りうら
ほとけ
初兎
悠佑
悠佑
初兎
いふ
悠佑
りうら
りうら
ほとけ
初兎
悠佑
りうら
初兎
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ふと我に帰った
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
いふ
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
あにきは俺よりも小さくて賢くもない
でも
こんなときに皆を落ち着けたり 取り乱してる俺らをまとめたり 無理して平然を保とうとしてたり 実は誰よりもないこのことを想ってたり そんな姿は誰よりも大きく、そして大人に見える
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
いふ
しょにだも言ってたけどやっぱりこの人は強いなぁ
ほとけ
りうら
悠佑
りうら
ほとけ
いふ
ほとけ
初兎
初兎
悠佑
りうら
ないこ
そりゃ怒っているはずだ リーダーを辞めると言う無責任で唐突な発言 なんなら自〇もをほのめかすような仕草 怒らないわけが無い
でも
ないこ
最近こんなDMやコメントをよく目にする
「ないこほんまに嫌い」 「面白くない」 「絶対ブスだ」 「声が無理」 「大して歌上手くなくね?ww」
ネットだからって強がる人がいっぱい居るのは 仕方ないしこんな奴らに何か言ったって変わらない
それに別に俺だけに矛先が向けられるのは構わない
でも
「ないこくんは好きだけどそれ以外のメンバーが 苦手すぎる」 「どいつも大して歌上手くないじゃん」 「ないこくん1人でもいいと思います」 「リーダー以外大して努力もしてないだろうに夢なんて叶えられるわけないだろ」
メンバーにまで矢が刺さるのは許せない
自分に何か言われるよりも自分への負担が大きい
最近は俺のことを悪くいう人よりも メンバーに大して悪口や偏見をぶつける人が 増えてきた
何百件も何千件も目の前に そんな心無い言葉が広がる
そんな状況俺ももちろんメンバーも 苦しいに決まってる
言葉を発した人は軽く投げた一言が 俺たちからすれば何倍も何倍も倍の力で 俺達も元に降ってくる
こんな現実に疲れた そしてグループあるからこそ言われる悪口を 無くすためにはリーダーが居なくなって グループを無くならせてしまうのが 1番早いと思った
身勝手なのは分かってる でも俺とメンバーを楽にするためだから
何年もかけて築いてきた今のグループを 無くすことにはもちろん抵抗だってある
でもそれ以上に今が苦しいから
ある種の束縛から唯一開放される方法だから
ないこ
ぴちゃぴちゃと音を立てて 海に足を入れる
ないこ
気温が低いのと雨が降ってるのとで 少し肌寒い
ないこ
行こうと覚悟を決めた時だった
ないこ!!!!
ほぼ毎日耳にしていた声が砂浜に響いた
ないこ
悠佑
思いっきり後ろから体を抱きしめられる
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
バレちゃった… でも、あにきだけ…?
りうら
ほとけ
懸命に走るりうらとほとけっちが見えた
初兎
いふ
少し遅れて体力切れのしょにだとまろ
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
そう唆され俺は海から出た
悠佑
ないこ
後ろから思いっきり抱きしめた ないこが"あっち"に行ってしまわないように
悠佑
悠佑
少し遅かったらもう手遅れだったかもしれない また彼に触れられたことが奇跡とも思えた
彼を止められたことによる莫大な安心から 自然と涙がこぼれ落ちた
ずっと…我慢してたのに、笑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
いふ
ないこ
悠佑
いふ
いふ
いふ
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
彼のことを抱きしめて頭を撫でる 何があったのかはまあだいたい察した でもなんで急に? ここまでのことを実行に移そうとしたのだろう
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこはぱっと目を見開いて驚いてみせた
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
遠くから見てる4人
いふ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ぐわんっと俺の肩へ頭を置いてくる
初兎
初兎
悠佑
悠佑
初兎
悠佑
初兎
白黒ちゃんはベンチに座ってる
ほとけ
りうら
りうら
悠佑
ほとけ
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
悠佑
りうら
ほとけ
悠佑
初兎
悠佑
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
りうら
悠佑
悠佑
初兎
ほとけ
りうら
りうら
りうら
悠佑
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
りうら
ほとけ
初兎
悠佑
りうら
いふ
ないこ
ほとけ
初兎
初兎
ないこ
初兎
初兎
いふ
ほとけ
ほとけ
りうら
いふ
りうら
りうら
いふ
悠佑
いふ
悠佑
いふ
いふ
悠佑
りうら
いふ
いふ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
いふ
いふ
いふ
ないこ
初兎
ほとけ
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
ほとけ
初兎
悠佑
いふ
ないこ
(こんな感じで歩いてると思ってね) (前) 紫 水 黒 赤 (後) 桃 青
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
彼はまだ少しぎこちない笑顔で返事をした
少し時間はかかるかもやけど彼の笑顔が 心からの笑顔になってくれたら嬉しい
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ほとけ
初兎
りうら
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
いふ
ほとけ
初兎
りうら
いふ
いふ
いふ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
初兎
りうら
初兎
りうら
ほとけ
ほとけ
初兎
悠佑
初兎
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
初兎
ほとけ
悠佑
りうら
ないこ
5人
ないこ
ないこ
5人
5人
おしまい
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
12件
…ぇ?絵上手すぎ
フォロー、コメント失礼します! 感動しました、、この作品まじで好きです!サムネの絵もめちゃくちゃ上手すぎですよ!!最高でした!
時差コメ、初コメ失礼します 気づいたら水たまりができるくらい感動しました><