et.
夜道で泣き続けて
話しかけて来た青年がいた。
気になって顔をあげてみたら
目に映ったのは信じがたいものだった。
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et.
______嘘。
あざしかない顔と
ボロボロな制服と髪。
きっと私もそんな格好だろうけど、この子はもっとあるだろう。
そんなあざだらけの姿に しゃがみながら目を見開く。
「あなただって辛いでしょ」
一目見て、そう、感じた。
ハイライトのない、目。
そこには涙でぐちゃぐちゃな私が映っていた。
見開きながら、思った。
et.
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…だけど
「とっても優しい瞳______。」
et.
『私より、もっと辛い思いをして来たんだな______。』
そう、ただただ顔を見て 考えていた。
「あなたに何がわかるの」
と言う気持ちと
『助けて』
と心の中で叫んでいて
もう、私は私が分からなかった。
でも
頬を伝う涙と
家に帰りたくない
学校なんか行きたくない
って言う気持ちは
息を止めてまでしても
止まることはなかった。
et.
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『〔私は、壊れてもいいんだよ。〕』
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続き楽しみです!
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