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凱斗
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ベッドの上。 互いの身体に咲いた赤は、くっきりと鮮明に、昨日のことを物語っている。
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最低じゃん、俺。 好きだからって同意もなく、勢いで。
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ボビ− が、口を開く。うまく感情が読み取れない。 ただ、その口から紡がれる言葉だけが、俺の心を蝕んでいく。
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頼むから、忘れて。
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もう二度と、会えなくなるのは嫌だから。 せめて、せめて友達だけでも……ッ 。
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パシン ッッ ” ……、!
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乾いた音が、部屋に響いた。 数秒ほど遅れて、叩かれたのだ……、と、俺は気づく。
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そんな訳、ないだろう。 何年俺が、片思いしてきたと思ってんだ。
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彼が俺に覆い被さってくる。 僅かな重みと温もりが、直に伝わってくる。
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頬に、冷たい滴が伝う。 儚くて溶けてしまいそうな、優しい涙。
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…………なに、それ。 そんなの、まるで。ボビ− が俺のこと。
好きみたいじゃんか。
凱斗
凱斗
凱斗