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さぶからごめんよ‼️ やばいすきだわ、いふさんの嫉妬……しんどいまじ過呼吸(興奮) ありがとうだいすきだぞ
いつでも君は嫉妬の天才
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注意⚠️ 💎×🐇 有 (微) 🤪×💎 有 (微)
スタート
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そんな他愛のない会話をしながら いつもの坂道を進む。 俺とほとけは幼馴染で、家も近く よく遊んでいた。 家が近かったから小学校、中学校と 学校が同じだったのにも関わらず。 まさか、高校も一緒になるとは 思わなかった。
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いつもの会話の癖で、気付いたら 時間を忘れている。 そんな時、ほとけのよく時間を 見る癖が意外と役に立つ。 急ぐからという理由でほとけが 差し出した手は、ほんの少しだけ 温かくて、心地よかったのは 紛れのない事実だった
でもこのほとけって奴は ちょっとウザくて、 何かがあれば直ぐに俺をバカにしたりおちょくったりしてくる。 面倒くさい奴だった
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いつも俺らは不仲を売りにしてるから、あまり仲良さそうにはしない。 裏ではプラベで家凸するくらい仲がいい。 でも、学校ではそんな話は一切しない。 だってそれは、俺らだけの秘密だから。
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そんな不仲不仲言ったって、俺はほとけが好きだ。 まぁ、それは当然だ。 何年も一緒にいる幼馴染の事を好きにならない奴なんかこの世にいないし。 でも、彼奴は俺の事好きじゃないだろうな、って。 勝手にそう思って、勝手に傷ついている。
そりゃいつも喧嘩ばっかりだし、向こうからしても俺はただの"幼馴染"。 恋愛対象としては見られない存在。 それに俺らは男同士という関係に位置する。 ほとけか俺が女の子だったらどれだけ良かったことか。 どっちかがどっちかを好きになって付き合ってハッピーエンド。 でも、男同士だからそういう訳にはいかない。
でも、それでも。 俺はほとけの笑った顔とか、俺にしか見せない弱みとかを知っている。 そこが
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って。思ってしまう。
― 休み時間
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ほら、君はまたそうやって笑う その顔、俺以外に見せないでや―
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こうやってわーわー騒ぐほとけが好き。 もう誰も近づけたくない。 でも束縛しすぎるのも気が引ける。 もうどうしたらいいのかがわからないなんて。 やたらと自分に愚問を吐き捨てる自分がいる。
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ほとけからの告白で俺の心臓は跳ねた。 "友達ができた"。 その一言は俺を苦しめた。 だから、咄嗟に"どんな人か"聞いてしまった。 傍から見たら変な人だってわかってる。 でも、それくらいほとけが好きだった。
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あぁ…ほとけが他人を褒めてる。 褒めちぎってる。 それだけで俺は嫌気が指した。 魔が差した。
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俺は、急に初兎って奴に魔が差した。 初兎って奴を殺したくて堪らない。 初兎が死ぬ時は、俺がこの手で殺めたいって。 人をこの手で殺めたい。 本気で思ったのは初めてかもしれない。
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まぁ、殺めるも何も。 ほとけの友達だから、ほとけに失望されない為に、嫌われないために。 初兎を嫌っていることは心に秘めた。
先生
その一声で教室は静寂に包まれる。 まただるいだるい授業が始まった。 こういう時にほとけがいたらなーって。 無意識に思う俺がいた。 ほとけはおもろいし、何より一緒に居て話題が尽きることが滅多にないから飽きない。 そんな所も、俺は好きになった。
先生
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やっと授業が終わった。 終わったと言っても、まだ放課後までは時間がたっぷりとある。 面倒臭い。そう思いながらも次の授業の準備をする。
先生
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初兎…俺の嫌いな奴 俺のほとけを取ってこようとする。 凄く厄介な、俺の一方的なライバル。
でも、ほとけに"ダメ"とは言えない。 初兎もほとけの親友やし、断ったら嫌われそうやし。 仕方なく、初兎も一緒に帰ることを承諾した。
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そう言って、ほとけは走り出す。 俺以外のために頑張って走ってるのが気に食わなかった。 けれど、頑張って走ってる姿も愛おしくて、可愛かった。
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いつまでもこんな言い争いが出来てればいいのに。 ふいにそう思った自分がいた。
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俺以外の前でそんなイチャイチャせんといてほしい、なんて。 ただのメンヘラ彼氏なんやと思う。 だけど、これがほとけの運命なら。 俺はほとけに従うしかなかった。
初兎って奴がほとけと仲良くしたくて、 ほとけが初兎って奴と仲良くしたいなら 俺は、それを見守るしかない。 そんなことは、充分に分かっている。
― 数ヶ月後
親の都合で、1ヶ月学校を休んだ。 その間にほとけに会えないのは残念だった。 見ることも触れることも出来ず、少し寂しかった部分はあったが、それもまたよかった。
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ほとけと初兎らしき奴らが見えて、必死に彼の名前を叫ぶ。
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その姿は、本当にほとけだった。 久しぶりにほとけと話せた。 でも、ほとけの隣には初兎。 そう、この1ヶ月ほとけの隣には初兎がいた。 俺は隣にいれなかった。 その事実だけが、俺の胸を痛ませて、傷つける。
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そんな俺の心を痛ませたほとけが、何か照れながら何かを告白しようとしてくる。 その瞬間、俺は違和感を抱いた。
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その違和感は、ほぼ的中した。 ほとけが初兎に取られた。 取られないようにって思ってたのに。 初兎は、俺のほとけを取った。
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ほとけが好きだった俺は、お幸せにって 思ってもいないことしか言えない。 本当は、幸せになって欲しくない。 ほとけは、俺が幸せにしたかった。 まぁ、そんな願いが叶うはずもなく朽ちた。 それだけが事実だった。
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まろちゃんは分かってないな…笑 いむくんのこと…。 出会って数ヶ月の奴より数年の奴の方が好きやって分からんのかな…
僕らはただの"偽恋人同士"。 僕が諦めきれずに一週間だけお試しで付き合っただけ。
まぁ、僕はいむくんのこと本気で好きやけど。 いむくんは僕のことどう思ってるかは分からない。
いむくんは…きっと…
―まろちゃんが好きやから
兎音
兎音
関係図 🤪さん▶︎💎さんが好き。両片思い。 💎さん▶︎🤪さんが好き。両片思い。 🐇さん▶︎💎さんが好き。片思い 。
思い 🤪▶︎💎🐇 が付き合ってると思ってる 。 💎▶︎両片思いなのわかってない。🐇恋人。 🐇▶︎🤪💎 が両思いなのを知っている 。
兎音
兎音