璃々花
劉輝
劉輝
なに？
璃々花
話があるんだけど…
劉輝
うん…なんでも聞くよ？
璃々花
劉輝って…浮気してる？
劉輝
え、俺？が浮気？
璃々花
うん…正直に言って…
劉輝
してないけど…
劉輝
てか、どこ情報？
璃々花
いや、今日見たんだよね…
劉輝
は？俺を？
璃々花
うん…
劉輝
どこで？
璃々花
いつもの公園で…
劉輝
あ、ごめした…
璃々花
なんでそんな平気でいられるの？
璃々花
本当に最低だよね。
劉輝
お前が最近、構ってくれないから俺は寂しくて他の女に行ってしまったんだよ…
璃々花
あ、そーなんだ…私のせいなんだ…構ってあげれてなかったからって他の人の所に行ったんだ…
璃々花
だったら私だって構ってもらってなかったじゃん…
じゃあ私だって浮気してもよかったんだね…
璃々花
もう…私たちダメかもね…
劉輝
お互いがもっとお互いの事構えばいいじゃん…
璃々花
それいっつも言ってるよね？璃々花かもだけど劉輝も構ってくれなかったよね…だから無理なんだって
劉輝
なんでだよ…
璃々花
ごめん…
劉輝
ごめん…じゃねぇーよ
俺は璃々花かとまだ付き合いたいんだよ…
思い出も全然作ってない。
俺の初めての彼女だから
守ってやりたいって…思ってた…
構ってもらってなかったからって浮気したのは
悪い…マジでごめん…
だからもう1回考え直そ？
劉輝
なぁ？聞いてんの？
劉輝
おい！聞いてんのか？
劉輝
おいって…
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劉輝
蓮叶…
蓮叶
ん？どーした？
劉輝
俺…璃々花かと別れるかも…
劉輝
さっき喧嘩したんだよ…
蓮叶
は？なんで？！
劉輝
構ってくれないから他の女の所に行ったから。俺が…
蓮叶
そりゃあ璃々花ちゃんも怒るでしょ？
劉輝
璃々花が構ってくれなかったもん…寂しかったんだよ…
蓮叶
その気持ちはわかるよ？
でも璃々花ちゃんにその気持ち伝えたらこんなことならなかったじゃん。
劉輝
そーだよな。俺も今そう思う…
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璃々花
朱音…私劉輝と喧嘩した。生きてる価値が無くなったよ(笑)
璃々花
だからもー死のうかな。
朱音
それだけで？(笑)
璃々花
劉輝と2年も付き合って…初めてだよ。こんな喧嘩は…
私がもっと構ってればこんなことにならなかったよね。劉輝には沢山迷惑かけたし私が居なくなれば劉輝は色々な人と付き合えるし楽しく生きれる…
朱音
本当に死ぬつもり？
璃々花
死なないと龍騎は何も変わらない…じゃあね。
今まで良くしてくれてありがとう…大好きだよ。
劉輝に伝えといて…大好きつて。
朱音
は？マジで死ぬつもり？！
ふざけんなよ…そんな簡単に死のう。とか言うなよ…
今日…生きようとしてた人もいるんだよ？死にたくないのに何らかの理由で死んだ人もいるんだよ？それなのに璃々花は生きる価値が無いから死ぬって…生きる価値は誰にでもあるんだから！亡くなった人の分も生きてあげなよ…璃々花の事を守ってあげたいって…劉輝も思ってるはずだよ？それでも死ぬの？
璃々花
……ごめん。
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劉輝
待って。通知来た
蓮叶
おう。
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朱音
劉輝！
劉輝
な、なに？！
朱音
璃々花が…
劉輝
あいつはもうどーでもいい
朱音
は？マジふざけんな
劉輝
ふざけてなんかねぇーよ
朱音
じゃあ聞いてくれない？
劉輝
分かったよ。
朱音
璃々花…死のうとしてる。
劉輝
は？冗談はよせよ…
朱音
さっき璃々花から劉輝と喧嘩したから生きる価値無くなった(笑)とか璃々花が死なないと劉輝は何も変わらない…とか璃々花が死んだら劉輝は色々な人と付き合える…璃々花のことも忘れられる。って。
劉輝
マジかよ…止めなかった？
朱音
止めたよ…止めたけど。
無理だった…どこで死ぬのかはわからない…
劉輝
分かった…ありがとう
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劉輝
蓮叶…ヤバい
蓮叶
ん？！
劉輝
璃々花が…自殺…しようとしてる…
蓮叶
は？！
劉輝
どーしよ。
蓮叶
お前…璃々花ちゃんの事さがせよ
劉輝
おう。
蓮叶
俺は朱音を呼んで探すから
劉輝
分かった…
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その道の途中…女の子が道路の方向に向いているのが見えた…劉輝は。
劉輝
璃々花…？
劉輝
璃々花！璃々花！
璃々花
劉輝…の声
なんで…
蓮叶
劉輝！
劉輝
あそこに璃々花が、！
朱音
璃々花！
蓮叶
璃々花ちゃん！
劉輝
待ってて。
蓮叶
何する気だよ。
朱音
劉輝！
蓮叶
劉輝！璃々花！
朱音
璃々花！
蓮叶
行こ！
朱音
うん！
頭から血を流した劉輝…その下には
傷だらけの璃々花…
二人とも目をつぶっていた。
蓮叶
劉輝！逝くなよ！なんでだよ…目を開けろよ！劉輝…
朱音
璃々花！生きて帰ってきて…お願いだから…
車の運転手
大丈夫…か？
蓮叶
救急車…救急車を呼んでください！
周りにいた人
おい！大丈夫か？！
朱音
警察を呼んでください！
周りにいた人
分かった。
救急隊員
今すぐ病院に連れいく君たちも来るか？
蓮叶
はい！行きます。
朱音
行きます！
蓮叶
先生！2人は…2人はどーなったんですか？！
朱音
先生！助かりましたよね？
医者
二人とも今は起きてない…起きるかはわからない状態だ…2人のこと見守ってあげて…
蓮叶
はい。
朱音
分かりました。
劉輝ママ
蓮叶君！朱音ちゃん！
璃々花ママ
2人とも！
医者
お母さん方…二人とも今は起きるかどうかわからない状態です…
劉輝ママ
それはどうゆうことですか？！
璃々花ママ
劉輝君ママ…落ち着きましょう…さっき。朱音ちゃんから連絡来た時…事情を全部聞いたの…
劉輝ママ
私も…
璃々花ママ
ごめんなさい！璃々花のせいで…劉輝君まで巻き込んでしまって…本当にごめなさい…
劉輝ママ
いいえ。璃々花ちゃんのせいじゃない…劉輝が勝手にとった行動だから…璃々花ちゃんのせいじゃありません…劉輝は何があっても璃々花を守るって家でずっと言っててそれで…璃々花ちゃんが自殺するのを止めようとして…自分もいったんだと思います…
璃々花ママ
そうですか…
劉輝ママ
2人が起きるのを待ちましょう…
璃々花
ここ…どこ。
お母…さん？
璃々花ママ
璃々花！
医者
劉輝くんはお亡くなりになられました…
劉輝ママ
(涙崩れた)
蓮叶
劉輝！！
朱音
劉輝…なんで…
医者
璃々花ちゃんは目を覚ましたから…行ってあげて…劉輝君を霊安室に連れて行くね…
朱音
はい…
蓮叶
はい…
蓮叶
璃々花ちゃん！
朱音
璃々花…よかった。
璃々花ママ
璃々花…？
璃々花
どーした…の？
璃々花ママ
劉輝君…璃々花を助けた時に打ち所悪くて亡くなっちゃったって…
璃々花
えっ…劉輝が…ほんとに？
璃々花ママ
うん…
璃々花
ごめんね…
璃々花
ごめんね…
璃々花
ごめんね…
璃々花
ごめんね…
劉輝ママ
璃々花ちゃん…劉輝のことは忘れていいよ…劉輝はきっと…璃々花ちゃんが助かって嬉しいと思うよ？だから安心して…大丈夫だからね…
璃々花
劉輝の事…忘れることなんて出来ない…璃々花があんなことしなかったら。ごめん。ごめん。ごめん…
璃々花
劉輝…大好き…だよ。
そしてごめんね。。
劉輝はこの言葉を最後に
次の日…火葬しに行きました…
骨になった龍輝の姿…
受け入れれない状態でした…
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