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きき
私の名前は辻村 和紗。
今年の春に小学校を卒業したばかりで、今日はこれから3年間通う「栗丘第五中学校」の入学式だ。
私達の学年は4クラスで、1クラスが大体20人とかなり少なめだ。
昔は大きな学校だったらしいのだが、少子高齢化の影響でここまで人数が減ったのだとか。
……さて、前置きはこのくらいにしておいて、私達1年3組の愉快な仲間たちと送る学校生活を皆さんに見ていただくとしよう。
和紗
入学式当日。
私こと辻村 和紗は、靴箱に張り出されていたクラス表を見ていた。
私は違う県から引っ越してきたため、友達はおろか、知っている人もいない。
引っ越すことを親から聞かされた時は過去一で殺意が湧いた。
…まぁ、特別仲の良かった子はいなかったから特に駄々をこねることなく承諾した。
???
後ろからのんびりとした声が聞こえ、慌てて振り返ると、長身の女の子が立っていた。
和紗
いつもの人見知り&コミュ障を発動してあたふたしていると、女の子はニコニコ笑って言った。
雅
和紗
やっとかっと名前を告げると、雅はにこやかに手を差し出した。
雅
和紗
私は雅の手を取り、握手をした。
その時
???
遠くから鋭い声が聞こえた。
雅
「お〜い」と、朗らかに手を振る雅。傍らで困惑している私。ガンダで来る女の子。…………カオス
???
雅の目の前まで来た女の子がほっぺたをつねる。
雅
ほっぺをつままれているからか、呂律の回っていない口で喋る雅。
???
???
そんなご立腹の女の子に雅は素直に謝った。
雅
そんな彼女に呆れたようにつぶやいた。
???
雅
???
と、素早いツッコミを入れた所でようやく私に気が付いたのか、驚いた表情を見せた。
???
和紗
凛
和紗
凛
凛は頬を搔いてバツが悪そうに謝ってきた。
和紗
凛
雅
と、雅に肩をちょんちょんと突っつかれた。
和紗
凛
凛が「誰のせいよ…」と後ろで小さな溜息をついた。
きき
依鈴
きき
雅
依鈴
きき
凛
きき
依鈴
雅