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有栖

此処は…

有栖

(先程の死体が無い…)

キョロキョロと周辺を見回す少女は有栖川有栖。

齢十五にしてポートマフィア首領秘書で有る

有栖

(其れに窓の外の景色を見るに昼…)

少女が此の場所で仕事に当たって居たのは深夜二時頃の筈なのだ

有栖

(取り敢えず外に出るか…)

そう考え階段をコツコツとローファーの靴音を立て下がり出した

有栖

!?

少女は建物から出た瞬間驚愕した

ヨコハマ、自身の知っているヨコハマの筈無のに

有栖

(アタシの知っているヨコハマじゃ無い…)

“オールマイト”と書かれた屈強な米国風男の張り紙が其処ら中に貼ってある

有栖

(誰…?こんなにも目立つ男が居たらマフィアに暗殺依頼の一つや二つ来てる筈…)

ポートマフィアはヨコハマの暗部其の物で有る

其処に暗殺の依頼が来ていないと云う事は

有栖

(転送の異能…)

有栖

(候補は二つ、)

有栖

(仮想世界か平行世界…)

有栖

(否、仮想世界にしては出来過ぎている)

有栖

(平行世界か…?)

有栖

(取り敢えず情報収集からだ)

有栖

はぁ、

辺りが薄暗くなり西に太陽が入り始めていた頃

有栖

(…成果はあった、後は…)

少女は半日中情報収集に励んだ

商店街の店員に聞き回り大体の状況を把握する事が出来た

ヒーロー

ヒーロー

!?

通りすがりのヒーローを路地裏へ引っ張る

ヒーロー

、な、誰だ、!

数秒の間だった

ほんの数秒でプロヒーローが壁に矢で磔にされた

其れを極当たり前かの様に静かにヒーローの荷物を探る

有栖

之か…

少女の手の中に会ったのは “ヒーロー免許証” だった

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