数年前……
如月瑠亜(幼い時)
父
如月瑠亜(幼い時)
父
如月瑠亜(幼い時)
母
ポーン
如月瑠亜(幼い時)
タタタッ(瑠亜がボールを追いかける)
父
父
父
如月瑠亜(幼い時)
ドンッ キキキキキ―
如月瑠亜(幼い時)
キャー!? 誰か引かれたぞ!?
段々と薄れていく景色の中で覚えていたのは…… コロコロと転がっていくボールと 目の前の血まみれの父だった……
起きた時には病院のベッドの上にいた
隣には父がいた
だけど父はいつまでたっても目を覚ましてはくれなかった
お医者さんが「残念ですが……」
そう言ってるのが聞こえる
母も
母
そう叫んでいた
私は目の前で起こっていることを理解するのにすごく時間がかかった
考えたくも無い言葉が何度も頭をよぎった
その時母がこちらを向いた
そして私に言った
母
母にそう言われて確信してしまった 1番当てはまってほしくない言葉が当てはまってしまった……
そうか……父さんは……
私を庇って死んでしまったんだ……
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