黄
声だけで止まってくれるだろうか。
そんな心配事は当たらずだったが
赤
特に口角を上げることも無く 無 といった感じで不機嫌に返事がされる。
なんだかイメージと違ったことで ドギマギしてしまい
聞きたいことは後に回すことにした。
黄
黄
赤
どこを見ているのかわからない 唯斜め下を見
どこか不貞腐れた子供のような 格好でそう云う兄。
一度止められたのに懲りない様で
言いたいことは済んだと思ったのか、 腹を庇いながらゆっくりと階段へ向かう
黄
黄
此方も負けじと手首を掴む。
赤
赤
先程は無だった表情が 大きく歪み
先程は1mmも外に出していなかった 感情が強く起伏し
嫌がられた。
大きく手を振り
僕の手を振りほどく。
掴まれていた手首を 左手で掴み
此方を一瞬睨んだ後
背を向け、階段を昇っていった。
また、静止しようとすると わかったのか
去り際
赤
そう言われて固まってしまう。
結局、背中を見守ることしか できなかった。
黄
黄
赤にぃの言葉を口に出す。
正直、言葉に 心当たりしか無い。
今迄、特に意思もなく
お兄ちゃんの真似をして 赤にぃを嫌ってきた
そんな僕に 聞ける理由なんてなく
諦める以外に 選択肢はなかった。
ねてました
コメント
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いっぱい寝てください︎🫶🏻 諦めないで黄くん~😵💫・°