恋は突然に。

大きな深呼吸をする。

偏差値70の有名な学園

これは、頭が切れて

容姿端麗、運動神経抜群の

まさに、｢天才｣と呼ばれる｢美少女｣ のお話し

勿論、自覚はない

……極度の方向音痴ではある

By陽菜

どうも。学園が広すぎて道に迷ってしまった陽菜です……。

ていうか、広すぎない！？

高校だよね……？費用凄そう……

まぁ、今の目標は無事に職員室に着くこと！

って…道に迷ってる時点で無事じゃないか…

事前にもらってた地図を頼りに進んでいく

と、一人で悩んでいた時……

え、何々。お顔整いすぎじゃないですか？

こんなところに転入していいんですか…

普通にいるだけでもかっこいいのに笑った時の破壊力半端ない……

モテるだろうなぁ……

思わず見とれてた…………

職員室が見つからない訳だ…

この人は笑ってるけど……

は、恥ずかしい……

せ、生徒会長さん……！？

すごい方だ……

なんて優しい人なんだ……

とてもかっこよくて優しいって…… 完璧だ……！

歩いていくと……

｢きゃー！｣

｢朝陽せんぱーいっ！｣

｢後ろの女の子だれ……？｣

｢さぁ……｣

うっ…………

視線が痛いです……

生徒会長さんは、当たりまえみたいな表情してる……

慣れてるのかなぁ……

困った顔で謝ってくる生徒会長さん

こんなにかっこいいんだから 当たり前だよね……！

笑って言い返すと……

顔が赤い…

もしかして元から熱が出てたけど我慢して……！？