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※BL、キス表現あり アンドリュー×アルバーノ どちらが受けか攻めかも不明。

地雷な人は回れ右

アンドリュー

なー、まーだ終わんねーの?

アルバーノ

こっちは貴方に爪を研げって言われてやってあげてるんですけど…

アルバーノ

それにこれ、俺の事をわざわざ呼び膝枕させてまでやる事ですか?

アンドリュー

やる事。

アルバーノ

終わりました、

アンドリュー

ん、

アルバーノ

紅茶煎れたいのでどいて下さい。

アンドリュー

俺の美しさを最も近くで見れる位置にいるのに文句を言うな

アルバーノ

はいはい、

そう言いながら馬鹿弟は魔法でティーカップと茶葉を用意し 紅茶を煎れ出した。

暖かく甘い何処か爽やかなレモンティーの香りが部屋に広がる。

アンドリュー

はっ、こんな時まで紅茶かよ

アルバーノ

そうですよ。

そう言いつつ馬鹿弟は紅茶をすすり俺の話に耳を傾ける

アンドリュー

つくづく生意気な弟だ。

アルバーノ

そうですかねぇ、

アンドリュー

お前は永遠に馬鹿な弟だよ、

アルバーノ

酷〜、

アルバーノ

…まぁけど俺実は兄様に「馬鹿弟」って言われるの嫌いじゃないですよ

アンドリュー

…お前頭大丈夫かよ…??

アルバーノ

あっはは、

アルバーノ

だって兄様…一時期俺の事家族とも思ってくれなかったじゃないですか…

アルバーノ

だから今、こうして家族として仲良く居られるのが嬉しくて、

アンドリュー

……そうかよ

此奴はつくづく生意気で馬鹿だ。

こちらを覗き込み柔らかい優しい表情をしている… …俺は…アルバーノの後頭部に手をやり、

下を向くように力を込めた。

アルバーノ

え、ちょ…

あとほんの数センチしたら唇が当たる程の距離にして、俺は動きを止めた

アンドリュー

いいか、

アンドリュー

兄弟は…血縁関係にある者達は普通、こういうことはしない。

アンドリュー

わかるか?

アルバーノ

はい。

アンドリュー

俺は今お前と兄弟として、人としての一線を越えようとしている。

アルバーノ

はい。

アンドリュー

良いか?

アルバーノ

はい。

アンドリュー

…少しは表情を変えろ

アルバーノ

無理です。

真顔で何も表情に変化がない…

こっちは絶対に顔を赤くしない様にしようとしているのに…

何度か瞬きをしてアルバーノが口を開く

アルバーノ

大体、貴方は何がしたいんですか?

アルバーノ

俺のファーストキスを奪いたいんですか?

アルバーノ

それなら随分と昔に済ませています。

吐息が顔にかかり、その言葉に唖然し頭が真っ白になった

アンドリュー

ぇ、は?

するとアルバーノがくすりと悪戯ぽく笑い 今にも吹き出しそうなのを堪え話し始めた

アルバーノ

ですから、

アルバーノ

その事を忘れるくらい素敵なキスをお願いしますよ?笑

アンドリュー

……

俺とは違う赤いルビーの様な瞳をこちらに向け話す表情には

何処か恋人に向けるような物を感じた。

アンドリュー

…何処までも生意気な奴だよ

そう呟き俺は後頭部にやっていた手に力を込めた。

唇には暖かく柔らかい感触の他に

レモンティーの優しい味がした。

アンドリュー

(ファーストキスはレモンの味…バカみたいだな…)

アンドリュー

(本っ当に…)

アンドリュー

(馬鹿な奴…笑)

「不可思議な魔法学園生活」番外編

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コメント

37

ユーザー

( ' ཫ ' )てぇてぇ(尊死大量発生中付近の皆様はお気おつけください)

ユーザー

グハッ_:( _ ́ཫ`):_ありがとう……

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