唐突だが、僕らは今、不思議な関係にある
葉月 あかり
五十嵐 蒼
葉月 あかり
葉月 あかり
五十嵐 蒼
そう言って僕はあかりの頭を撫でた
察しの良い人なら分かったと思う。
僕らは、ライバルという関係性でありつつ、付き合っている
恋心半分、お互いの行動を監視しあうためというのが半分
僕らは、学校中に優等生という名で名が知れている。
優等生として、負けないように相手の良いところを吸う、これが大きな目的だった。
でも、次第に監視するなんてことは減っていった。
自分の地位よりも、相手と過ごすことを求めるようになったから。
僕的にはあかりの人間らしいところが見えるし、かわいいし、
こうやって愛し合うほうが、僕的には好きだ。
ただ、世の中はそんな平和で単純にはできていない。
七瀬日葵
こいつは僕らの永遠のライバル、七瀬日葵だ
七瀬日葵
七瀬日葵
にしても、なんだこいつ
急に話しかけてきたと思ったらすぐに立ち去るとは。
まぁ、空気を読む
リア充と離れるだけでなく、優等生として最低限の行為を同時に果たす
一石二鳥だ、戦いがいのあるやつだ。
葉月 あかり
葉月 あかり
五十嵐 蒼
そう言って僕らは学校へまた一歩踏み出した。
五十嵐 蒼
葉月 あかり
五十嵐 蒼
葉月 あかり
葉月 あかり
五十嵐 蒼
五十嵐 蒼
葉月 あかり
この会話で分かっただろう
僕らはそれなりに屑だ
まぁでも、そうじゃないとこんな下らない蹴散らし合いの中で残れるわけがないでしょう?
下手なこと言われちゃ敵わん
いいように言葉を濁しつつ相手にたたきつけるという技術も必要だ
本当は、保険というより、ただのアピール
アピールとかバレたら、本当にやばいことになりそうだからね
葉月 あかり
五十嵐 蒼
正直に言おう、この時間僕は何もしていない
あかりは勉強している
いい成績を収めるため
僕は特に何をするわけでもないが上位をとれているので問題なし。
まあ、ノートをちゃんと取っているからだろうか、
すぐに理解ができているのか、すぐに理解をしようとしているのか、
まあこの時間は僕にとっては暇だ
教科書や課題たちとにらめっこしてるだけなのだから。
さあ、そろそろうるさくなることだし、あかりに声をかけておこうか__
五十嵐 蒼
そう言われあかりは顔を上げて時計を見る
その横顔を見て美しいと思ってしまった僕がいるのには目を瞑ることにした。
葉月 あかり
五十嵐 蒼
あかりからしたら勉強どころじゃなくなるもんな。
モブ
ほら、今日の一人目だ
.°ʚ 月音 ɞ°.
.°ʚ 月音 ɞ°.
.°ʚ 月音 ɞ°.
.°ʚ 月音 ɞ°.
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