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ペットショップに行った日から2週間が経った。
クリーム色と白色が混ざった子猫は、2週間の間にワクチン接種を受けた。
そして、ついに今日…その子猫が我が家にやって来る。
ケージもトイレも、ベッドもおもちゃも準備万端だ。
「にゃー」
ケージの中で子猫が可愛く鳴く。
持っていたケージを床に置き、そっと扉を開ける。
店員さんは、
「家に来たばかりの猫は、環境に慣れていないため、最初のうちは見守ってあげてください」
と言っていた。
ものすごく構いたいが、最初は我慢するしかない。
子猫がキョロキョロしながら、辺りを見回している。
やばい……可愛すぎる。
これから子猫に、トイレや寝る場所を教えてあげないと。
…あ、その前に。まだ名前を決めていなかった。
この子、すごくクリーム色の毛が綺麗だから……『ケイ』にしよう!!
女の子でケイって可愛いし。
「ケイ」
試しに名前を呼ぶと、子猫が俺を見た。
「えっ」
何で反応したんだろう…自分の名前がケイってことを認識したのかな。
「ケイ」
もう一度呼んでみる。
すると今度は、俺の足元に駆け寄ってきた。すりすりしてくる。
待って…何だこの生き物…可愛すぎる!
俺は我慢できなくなって、その子の頭を撫でた。
「にゃー♪ 」
俺が撫でると、気持ちよさそうにケイが鳴いた。
まさか、こんなにすぐ慣れてくれるとは思わなかった。