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「⋯んん」
位置を合わせると、そのまま脚の力を抜き、重力で挿入する。
「⋯あ、あ、はァ⋯あ」
せーやは、やっと欲しかったものが手に入り、嬉しさと快感で全身が小刻みに震えた。
求めていた圧迫感だ。
「⋯さの、さの」
「⋯はい」
トロンとした、いやらしいその眼に、やられそうだ。
せーやは、さのの両手を取り「ちょっとだけ手伝って♡」と言って自分の腰を掴ませた。
腰を前後に揺らす度、下腹部にピリピリと快感が走る。
「あっ!あッ!あぁッ」
せーやは己の快感部を欲しいままに刺激した。
この動きは、あまりさのには刺激がいかないのを分かっていながら、煽る為に見せつけた。
「あ``っ、あ⋯さのの、お腹ん中⋯当たって、気持ちぃい」
そう言って笑いかけると、さのは案の定目を奪われていた。
きっと、我慢できなくなる筈だ。
せーやが、動きを上下に変えると、腰を掴んだ手が強くなった。
「⋯ぅア``っ、⋯!!あッ! 」
ずんっ、と衝撃がし、最奥まで強く突かれた。
「⋯~ッ、ぐ⋯、うッ」
息が詰まる。うまく吸えない。
「ひ、ッ」
さのは構わず、下から突き上げながら、せーやの掴んだ腰を打ち付けた。
「う``、あ``ッ、あっ、あ」
もう、喘ぐ事しかできない。
さのの目は若干すわっていた。
「ほら、せーやくん、気持ち良い?」
全くスピードを落とさない。せーやの体は、大きく揺れていた。
「う、ア、気⋯ち、い⋯ッ」
途切れ途切れに答えるが、伝わっているかは、わからない。
「ひ⋯ッ、あ、も⋯」
せーやの顔が歪む。さのの胸の上で強く握られた拳は、掌に爪が食いこんでいた。
「い``ッ!あッ!ああ!!」
背中が硬直し、中がぎゅうぎゅうと締め付けられた。
「中イキした?」
さのは、半分眠いのが幸いして、少し身体の感覚が鈍っていた。
もう少しイけそうに無い。
「おれ、まだですからね」
「⋯⋯ッあ``」
休む事なく突き上げられる。
身体が揺れる度、頭の中も揺れて考える事が出来ない。
イッたばかりの身体は、今の快感を受け止めきれない。
「ア``、ぅ、ッ、あ」
とにかく、さのの気の済むまで揺らされるしか無い。
何とか上半身を、倒れないように頑張る事しかできなかった。
「⋯う``っ、う」
快感が止まらないので、締め付けを緩める事も出来ず、それでもさのは強く抱いた。
お腹の中に感じる衝撃が凄い。
「あ``、あ⋯はあ」
開きっぱなしのせーやの口から、だらりと唾液が垂れた。
「あーあ」
さのは、それを見ても拭ってやるでもなく打擲を続けた。
「⋯そろそろイきそ」
「は、早⋯く⋯うッ 」
虚ろな目で、眉根を寄せて言った。
「⋯ぐ⋯っ」
さのは射精すると、数度強く腰を打ち付けた。せーやは、すぐにさのに倒れ込んでしまった。
「ぁ``⋯ぅッ 」
「⋯⋯アカン、ねっっっむ」
2人 は、すぐに意識を手放した。
「⋯⋯⋯今日⋯⋯休みか⋯⋯んん」
さのは、ぼんやり目を覚まし記憶を辿る。片手を上げて伸びをすると、辿った記憶から鮮明に昨夜の情事を思い出した。
「⋯最悪なタイミングで寝たな。洗濯や⋯」
ゴムも取らずに寝てしまったので、寝てる間に外れて服も肌もまわりはガビガビだ。
「せーやくん?」
まわりに目をやると、もう1つのベッドに膨らみがあった。
珍しい。わざわざ別のベッドに行くなんて。
「せーやくん」
「起きてる」
声だけで動こうとはしない。向こうをむいていて顔は見えない。
さのはせーやの寝ているベッド際に立ち、顔を覗いた。
「⋯体調悪い?」
とても元気そうな顔では無かった。
「⋯⋯さの、怒ってる?」
「え、全然怒ってないけど?」
「そっか」
「なんで?てゆーか、顔色悪ない?」
「昨日⋯おれひつこかったやろ。悪かった」
そんな事か。と、さのは安堵した。
「そんなん気にしてんの?可愛いなー!」
ガバッとせーやの布団を剥ぎ取る。
「えっ」
そこには、お腹を押さえながら丸まっているせーやがいた。
「⋯お腹痛いん?」
それでテンションが低かったのか。
「冷えた?大丈夫?」
「⋯⋯⋯違う。⋯昨日⋯⋯あんな強くずっとしてたから⋯なんか内臓に衝撃が⋯ 」
さのは昨日の事を思い出し、後悔した。
「⋯⋯ごめん、どうしよう。⋯病院行く?!」
さのは、オロオロ両手を振った。
「ふっ、行かへん行かへん(笑)大人しくしてたら治るから大丈夫」
あまりに狼狽するさのに、せーやは笑みを漏らした。
「ほんま?!」
「ほんまほんま」
しかし、大人しくしてたら治ると分かっていると言う事は、今までにもあったのだろうか⋯。
「⋯わかった⋯。でもせーやくん、ほんまに昨日のんは、怒ってたんちゃうからな?」
「⋯そうか」
力無い返事である。
「⋯⋯せーやくんが、あんまりエロく煽るからやで?めっちゃ興奮してもうて⋯。やから、もうあんませんといて⋯⋯」
しゅん、と怒られた犬のように頭を垂れた。
せーやは、わかっていて自分が煽ったのになぁと思いながら、可愛い恋人がこう言っているのだから、知らん振りしようと思った。
「⋯じゃあ、お腹撫でながら添い寝してぇや」
「する」
さのは、後ろからせーやを抱き締めお腹に手を当てた。
「⋯ふふ」
これはこれで幸せやなぁ、と思いながら2人は2度寝に落ちた。
《おわり》