この話はね
なんでもないんだ。
存在しないけど、見えないどこかに存在する話。
戻れなくなった太宰さんがもがくだけ。
聞いて欲しいな。
﹍﹍﹍プロローグ﹍﹍﹍
大切なものが、目の前で消えていったんだ。
ずっとずっと大切だと思い込んでた物にね、奪われちゃって。
そしたら私は何もは言わないけど恐怖症になっちゃった。
まともに生活できないし、静かな場所が好きなのに、静かな場所じゃあ鼓動が速くなって速くなって息苦しくて。集中しようともできなくて。人が1人でもいると上手くわらえなくて。今の自分がどう見えてるなんて気にし始めたら苦しいばかりで。そんな中でも恐怖の対象はやって来るしで、もう何もしたく無かった。
全部やる事に対して無気力さを感じてしまっていたんだ。
何よりストレスで。
自分を文字に、絵に。
そうやって表現する事が私にとっての逃げ場所だった。
でもそんなことばかりだけじゃ駄目なんだ。
だって、これは甘えなんだって。
そう、言われてしまったんだ。
私にとってできないことでも、それをやらなければ、。少しでも多くやらなければ、。
勿論私は全力を注げないし、何より見るだけで苦しくて何も出来ない自分に嫌気が差して。
そうやって自分が嫌いだって、逃げて。
私がやりたい事に全力を注ぎたい。
そう思ってしまった。
1度考えたらね。
人って戻れないんだ。
私がそうやって何かを表現する事が好きだと気づいた頃。
何も変わらない世界が回っていた。
私は何時もの通りに話して、依頼を受けて、過ごして、そして一日を終えて。
そんな普通の儘が良かったんだけど。
どうしてやりたくも無いこんな事を大事な時間を割いてまでやらなければならない?
何故この世界は自分の欲望に対して素直になっては行けない?
少なくとも、私が住んでいるここは、自由を装った監獄のようだった。
あの頃にはもう戻れないんだ。
何も気にせず上手く標準を装えばいいとだけ思う私には。
もうこれからは狭くなった檻の中で過ごすしかない。
好評だったら続きがでる(((
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