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顔がいいからしょうがない。一目惚れだった。その日僕は友達のシオンに連れられて都会のマンモス校の学園祭に行った。そこのダンスサークルが有名だったから。
入れ替わり立ち替わりたくさんの人がステージで踊ってたけど、何人か目を惹くダンサーがいた。圧倒的にうまい人がひとりと、あとは要するにイケメン。キャーキャー言われ慣れてる感じ。
暗めの茶髪、まっすぐ強い目線、通った鼻筋と形のいい唇。僕がじっとその人を見ていたからか、シオンが笑いながら言った。
「あの人かっこいいよね」
「うん。チャラそうだけど」
シオンは笑って、ウンソクさんって言うんだって、と名前を教えてくれた。
「なんで知ってんの?」
「有名なんだよあの人。芸能事務所のスカウト何回も受けてるらしいよ」
「うわ、そんなに?」
改めて見てみると本当に芸能人レベルのかっこよさ。女子がキャーキャー騒いでる。ウンソクさん以外にもイケメンが何人かいるから、全部が全部彼のファンではないのかもだけど。
僕は決めた。自信のない、恥ずかしがりな性格を捨てて、あの人に見つけてもらえるような光を、身につけようと。