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そして、ベッドから降りた私はそこへ膝立ちになり、浅く腰掛けている夏輝のモノに触れながらそれを口に咥え込んだ。
「――っん、」
気持ち良いのか小さく声を上げた夏輝に興奮した私はもっと彼を気持ち良くさせてあげたくなって、咥え込んだそれを舌で優しく刺激していく。
こんなこと普段なら頼まれたって拒むのに、自らそれをしてしまうなんてどうかしてる。
「……すげぇ、気持ち良い……」
吐息混じりでどこか余裕のない声で「気持ち良い」と口にする夏輝。
何だかすごく愛おしく感じてしまって、恥ずかしかったはずなのにどんどん大胆になっていく。
手を動かしながら少し速めに刺激してあげると、夏輝は更に反応を見せてくれる。
「……っ、未來ちゃんさ、……すげぇ上手くない?」
「……そう、かな?」
問い掛けられて一度咥えるのを止めた私は、聞かれたことを正直に答えていく。
「元カレにもやってあげてたとか?」
「……ううん、あんまり……口でするの、苦手だったから」
「ふーん? でも今はしてくれるんだ?」
「……夏輝だから、だよ」
恥ずかしいけど今更だと上目遣いでそう答えた私に夏輝は、
「――ったく、何でそんなに可愛いかな? 今そんなこと言われたら、歯止め効かなくなりそうなんだけど」
「――ッんん」
自身のモノを掴むともう片方の手で私の頭に触れてくると、それを強引に口の中へ捩じ込んできた。
「――っんん、……」
一気に喉奥まで届きそうなくらいに頭を押さえつけてくる夏輝。
苦しいはずなのに、おかしいのかな? それすらも快感に感じている自分がいる。
こんな風に強引に、まるでモノみたいに扱われているような感覚。
これまでだったら絶対に嫌だって思ったはずなのに、今はもっとされたいなんて思ってしまう。
「――っ、やば……、未來の口の中、……気持良すぎ……っ」
初めこそ夏輝にされるがままだったけれど自分からしてあげたいという思いが込み上げてきて、
夏輝の手が頭から離れて押さえつけられなくなると、今度は私が自ら舐めては吸ってを繰り返していく。
「……っう、……っあ、」
私の動きが気持ち良かったのか夏輝は小さく声を漏らすと、その瞬間私の口内に熱いモノが放たれた。
これまでも口の中に出されたことはあるけれど、この何とも言えない独特の匂いや味が苦手で、行為自体を敬遠しているところがあった。
「……っ、ごめん、未來ちゃん……気持良過ぎて我慢出来なかった――」
あんなに強引にしてきたくせに、こうして謝ってくる辺り夏輝は優しいのだろう。
申し訳無さそうにティッシュを手に取ると、私の口内にあるそれを吐き出すよう促してきたのだけど、
「……、飲んじゃった……」
既にそれを飲み込んでしまった私が夏輝にそう申告すると、
「……マジか……、もうホント、何なの? そんな表情でそんなこと言われて、俺、おかしくなりそうなんだけど?」
「――っ」
持っていたティッシュで私の口元を拭って綺麗にしながら夏輝は言う。
私だって、まさか自分がここまでするなんて思わなかった。
あんなに苦手な行為だったのに、自分から積極的にしちゃうし、挙句飲み込んじゃうなんて。
「あ、やべぇ、風呂のお湯出しっぱなしだ。未來ちゃん、とりあえず風呂入ろ?」
「え……、あ、でも……」
この流れでお風呂なんか一緒に入ったら、間違いなくただでは済まなさそうだと渋ってみたものの、
「――未來、おいで?」
手を差し出され、そんな風に呼ばれてしまうと逆らえない。
結局私はその手を取って、共にお風呂場へ向かって行った。