お母さんは私が好きじゃない。
その考えを持つようになったのは,
あの日からだった。
「お母さん」
そう,声をかけた。
だけど,お母さんは返事をしなかった。
「お母さん、?」
無視か。って,そう思って自分の部屋に籠る
部屋で私は考えた。
声はかけた。だけど返事をしない。
子供だった私は,「嫌い」なんだと思い
お母さんに話しかけることは無くなった。
だけど,お母さんは機嫌がいい時は
話しかけてくる。
それから,私は耐えきれなくなり
命を絶った。
目が覚めると,私は死んでいた。
周りの人は
「なんで,死んじゃったの…」
「まだ若いのに」
なんてことを言っていた。
きっと,お母さんは悲しまない。
そう思っていた。だけど,
誰よりも大きな声で泣いていた。
お父さん達が話している。
「お母さんは治らないのか」
「無理だろ。子供の声でさえ聞こえないのに」
「そういうことなの…?」
コメント
2件
切ないよぉ(´;ω;`)やっぱ、小説書く才能あるよ!