この作品はいかがでしたか?
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今日はフェス2日目。トリカラマッチが解禁される日。
特に何も考えず、パブロを持つ。
早速トリカラに潜り、夜空を見上げながらマッチング時間を潰す。
「もし私が足を引っ張ったらどうしよう」
「私のせいで塗れなかったらどうしよう」
「私がちゃんとS+としてカバーしなきゃ」
そんな思いに押し潰されながら、マッチング時間は過ぎて、バトルが開始された。
バトルが開始され、私は一心不乱にパブロを振り回す。
敵の位置など把握していないし、味方がスーパーシグナルへ向かっていても気付かない。
「こいつホントにS+なのか?」と味方に思われていようがどうでもいい。
バトル開始から20秒。SPが溜まったので敵が2落ちしていようがスペを吐く。
当然そんなしょうもないメガホンレーザーにやられるカモはいない。
バトル開始から1分。敵も見当たらないのでスーパーシグナルへ向かう。
「ピチュン!バシャッ!」
気がつけば潜伏カーボンに潰されていた私は、ただ唖然とした顔をするしかない。
今日も今日とてスプラトゥーンが楽しくないように感じる。
友達の、ジャッジメントイヤーを付けたぱっつんのイカにこの事を聞いてみる。
「あおなちゃんも…“義務スプラ”って感じちゃう?」
イカの友達に言われる。ピーナッツちゃんの目は、とても暗かった。
「義務スプラって…?」
「うーん…スプラが楽しく感じないけど、ランクを上げたり、
こうけん度を上げたりしなきゃいけないからスプラすること、かな?」
そんなのどうでもいい。私はこんなだけどスプラが好きだから。
ふーん、と呟いたのち別れを告げ、広場でアイドルを見詰める。
コメント
5件
あーもう好きです死にました😇←?
小説みたいなの個人的に好き