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リクエストありがとうございます
というわけでどうぞ
”換気扇”
野菜を湯がいてた
誰も見えないところで
換気扇一人ただ回して
簡易的椅子に座ってた
止まることのない雫
水面がただ揺れる
ひとりっぼっちで
木陰に座ってみていた
湯切りとか
煮るなり
焼くなり
知らないし
換気扇回して
突っ立って
独りぼーっとしても
何してんだろ
疑問が浮かんで来るや[あ~いや]
それでもいいから
ただそれだけ繰り返して
麵を湯切りしていた
ただそれだけの作業を
どこかせわしなく
ただ懐かしく
何か似たような
そんな感じが
あふれて止まらない
ただ何か悔しくって
単純が
永遠と
淡々と
繋がっているし
換気扇回して
突っ立って
独りぼーっとしても
何してんだろうな
疑問が浮かんでくるわ
それでもいいから
ただそれだけ繰り返して
同じことでも笑いたかった
ただただ同じこと繰り返して
自分の仕事を全うして
それ以外のことはできなくて。