あれから1週間が経った
あの子について知ったことは あの子が1年生で
1年1組24番だということと
甘いものと猫と少し辛いものが好きな事、
暗闇とカラスと苦いものとすっぱいものが
苦手なこと。
あの子は、自分の事を
🪶『 本当に普通な女の子だよ。
ただ、恋愛対象が少し珍しいだけで。 』
と、言っていた。
なにか人一倍暗い過去があるわけでもなく
人並みに辛い思いを思いをして、
人並みに悩んで、
人並みに恋愛をしたそう。
元々男の子が好きだったけど、
誰と付き合ってもすぐ別れちゃう、
そこで女の子に告白されて、
1度付き合ってみたら凄く長く続いたそう。
🪶『 あの女の子とあそこまで続いたのは
途中から私もあの子を好きになったからだと 思うけどね〜。 』
そういうあの子の瞳は少し揺れていた
🪽『 まだ好きなの? 』
🪶『 うーん、どうだろう? 』
🪶『 あの子は途中で転校したから… 』
🪽『 そうなんだ…… 』
あの子の顔が下に向いている。
…きっと本気で好きだったんだ。
✧
でも、わたしはわたしがあなたの初めてに
なれないことに嫌気がさしたの。
それでまた、そんな感情になったわたしに
嫌気がさして、消えたくなった。
🪶『 でも今確実なのは、私は君が好きってこと! 』
🪽『 うん…… 』
笑みが零れた
なんだか少し頬が熱い。
それと同時に、
なんだか心を読まれた気分だった。
わるい気はしない。
たぶん、貴女だから。
コメント
6件
将来は優秀な小説家になれると思われます。流石我が姉さま😆😆
はぁぁぁ小説家なれよもう((