ATTENTION
・賽子様の二次創作
・ガーデンバース
・青×黒
・2人とも大学生
・青さん独占欲強め
青↬『
黒↬「
・検索避け必須
それでもいい方のみお進み下さい。
ガーデンバースの説明
そこそこ長いです。
下記以外にも設定はありますが、今回の投稿で使う設定のみ抜粋させていただきました。
抜粋元↬note/バース派生まとめ
「花生み」と「花食み」という「特殊体質(花体質)」の者が、少数、普通の人間の中に生まれてくる世界。花生みは、花を生み出せる(ドライフラワーや押し花にもできる)。花食みは、その生み出された花を食べる存在。
一番の栄養は、花食みの体液であるので、お互いに利益が生まれる関係。ブートニエール(恋人/夫婦)関係を結んでいると、体液の効果があがる。また愛を感じると、生む際の苦痛が和らぐなどの設定がある場合もある。体液が無かった場合用の「栄養剤」も存在する。栄養不足になると倒れるので、薬を保持している場合が多い。
花食みは、秀でたなんらかの能力を持つことが多い。半面、情緒的に不安定な場合も多い。性格傾向が不安定なこともある。どんな花でも花生みが生みだしたら食べられるが、相性がいい花生みの生み出した花が一番おいしい。特にブートニエール関係にある相手の花が美味しい。
花食みは、ブートニエールになった花生みに対して、独占欲や依存心がとても強い(箱庭や温室と呼ばれる場所に囲い、監禁じみた状態にすることもある)。
関係が成立済みの花生みは、「ブートニア」と呼ばれる。花食みの場合は、「ラペル」と呼ばれる。花食みは、自分の相手を「ブーケ」と呼ぶ(惚気る時など)。
なお、一般の人間が花体質の者と恋愛をすると、後天的に花体質になる事がある。
「 ……はぁぁ…今日もまろかっこよかったなぁ…⸝⸝
俺は同い年のまろのことが好きだ。高校生の頃から一緒のまろ。ボカロとかアニソンが好きって理由で盛り上がって友達になれた。そっから何回もカラオケ行ったり遊んだりして、そんな青春を過ごしている間に俺はまろのことが好きになっていた。
「 ほんとは学部も同じに出来たら良かったんやけどな…、
俺とまろは同じ大学に入った。正確に言えばまろが入る大学に俺が必死で勉強して入った、なのかもしれない。ご存知の通りまろは頭がいい。その上過信することなく予習や復習を欠かさない。そんなまろが入る大学は俺なんかが入れるような大学じゃなかった。それでも一緒にいたいなんて不純すぎる動機だが、案外その力は強く俺はまろと同じ大学に合格したのだ。…まぁ俺は文系の1番楽なとこでまろは理系の結構難しいといわれるとこだが。
「 …もっと傍おりたいんに……
そんなこと言っても多分叶わない。どうせまろと俺の就職先は違うんだ。あんなにかっこいいまろなら直ぐに彼女ができて結婚する。高校でも大学でも彼女がいないのが不思議なくらい女子にモテているんだから。
-ぴこんっ
「 ……ん、?誰からやろ…
スマホの通知を見るとサークルの友達からだった。合コンがあるので人数合わせで来てくれないか、という連絡。正直言ってかなり面倒臭い。疲れる。どうせ大して身長も高くない俺に何かあるわけやないし…。と結構卑屈なことを呟いて、断る、とだけ連絡した。こんな言い方してもまた誘ってくるから良い奴なんだけどな、こいつ。
-ぴこんっ
「 ったく…断るって言ったやんけ……
-ぴこんぴこんっ
「 あ”~しつこいッ、!
そう叫んでから通知を見ると相手が違う。俺の好きな人、その人だった。
「 まろやん…!!
思いっきり浮かれながら既読をつける。さっきまでと違う態度なのは許してくれ、非リアのサークル仲間達。……俺も非リアだけどさ。
『 " 次の土曜一緒に出かけん?
『 " 久しぶりにあにきと飲み行きたい!!!!
『 " これけっていな!!!!!いつものとこでまちあわせ!!!!!!!!
「 ふは、ッ…笑
想像以上の勢いの連絡。面倒になったのか途中から平仮名しかない。それにビックリマークも多い。おまけに最後にスタンプまで添えてきた。
「 りょーかい、ッと……
そう送ると秒で既読がつき、大喜び、と言いたげなスタンプが返ってきた。なんでこんなテンション高いん、と聞きたくなったが、俺も絶賛大喜び中。頭の中は着ていく服を考えるのでいっぱいだ。
「 楽しみやなぁ…、
これなら明日の講義も何とかなりそうだ。早速俺はクローゼットを開き、着ていく服を選び始めた。
「 あ、ッ、まろ~!おまたせ!
『 あにき~!全然待っとらんよ!今来たとこッ!
「 ほんまかぁ?20分は待っとるやろ、笑
『 待ってないし!15分しか!
「 ほぼ一緒や!笑
『 そんなん知らんも~ん!笑
「 ったく…笑
そんな会話をしているが今は集合時間の15分前。どんなに馬鹿でも計算できる。こいつ、集合時間の30分前には来とるんよ。どんだけ楽しみにしてん…まぁ俺も15分前には来てるから人のこと言えんけど。
『 てかあにき、そんなかっこいい服持ってたっけ?
「 あぁ、こないだ買ったんよな
『 まじ!?アクセサリーと合っててほんまかっこええ!
「 ん……そうか、?
『 当たり前やんッ!!
想像以上に褒められて口角が上がってしまう。昨日の夜から考えておいてよかった、とつくづく思う。帰ってからクローゼットの中身を片付けることを考えるのは1回やめよう。
『 ほら飲み行くで~!まろあにきと思いっきり飲みたかってん!
「 俺やって楽しみやったわ!
『 んひッ、今日はとことん飲むで~!
「 勿論ッ!
まろの隣に並び歩いていく。今も歩幅を合わせて車道側を歩くまろ。そんな出来すぎた奴の隣にいられる幸せに笑みが零れた。
『 やからぁ…まろはまだのめるの……
「 もう酔いつぶれてるって…やめとかんと明日に響くで…?
『 ぅ”~ッ…あにきのけち!!けちんぼ!
「 まろのこと心配してんの!
居酒屋に入ってから数時間。予約もしてくれてたかっこいいまろから一転、思いっきり酔って幼児退行男になってしまった。おかげで俺はまろを宥めるのに大忙しだ。
『 まだのめるしッ…まろよってないも~んッ…!
「 それは酔ってないやつが言うこと!顔真っ赤やで、!?
『 ふん、ッ…まだのむもん……
「 流石に店にも迷惑なるしさ…別の店行くとか宅飲みするとかにしよ?
『 ……!たくのみ!ええやんッ!まろんちいこ!!
「 ん、なら会計しちゃお?
どうにかこうにか宅飲みすることで納得してもらった。この提案の裏に、どっちかの家で2人でいたい…なんて気持ちがあるのは酔ってるまろには伝わらないだろう。あにきとたくのみ~♪なんてテンションが上がってるんだから。早々に2人分の会計を済ますと、まろに肩を貸してやる。途中の自販機で買った水を渡し、まろの家に着いた頃には11時を超えていた。
「 まろ~、家着いたで?
『 ん”ん”……あぃがとあにきぃ…
「 少しは酔い醒めた?
『 う”ん……あ”~頭痛てぇ……
「 やからやめとけって言ったのに……
苦言を呈しつつ鍵を受け取って中に入る。想像してたよりは綺麗だな~……と部屋を見ているとがばっとまろが俺から離れる。
「 うぉ、ッ…まろ、?
『 待ってッ!?まろの部屋にあにきおるん!?掃除しとけばよかった~!!
「 いや、充分綺麗やろ?
『 綺麗やない!あにきを迎えるにはもっと綺麗にせんと…!
「 そこまでせんくて大丈夫やで~笑
『 だめなの~……!
むむ…と納得いってないまろを横目に部屋を見渡すが、納得いかない理由がわからない。まぁそこまで気にしてくれるんは有難いな、と思っていると、洗面所に並ぶ2本の歯ブラシが目に付いた。
「 ……え、ッ…?
片方は使われたような跡のある歯ブラシ、そしてもう1つは新品のもの。色違いで並ぶその2つを見て、あ、やっぱりな、と思った。まろぐらいかっこいいやつに彼女がいないわけが無い。俺と飲みに行くのも高校時代から一緒にいたからってだけだろう。そんな現実を目の当たりにして、もうこの家にいれるような気持ちではなくなってしまった。
「 …まろ、やっぱ俺帰るわ、
『 ぇ”、ッ……何で、!?まろと飲みたくないん!?
「 そういうわけやないけど…さ、
「 ほら…彼女に申し訳ないし、
『 ……は、彼女?あにき彼女おるん?
「 いや違くて_____
『 何、どこのどいつ?いつ?何で会ったの?
『 教えてよ、言わんと納得できひん、写真見してや、
「 ま、ろッ……?
さっきまでとは打って変わって、低い声で俺に迫る。初めて見るまろの姿に、恐怖が付きまとった。
『 有り得へん、俺のあにきやんな
『 もっと早く連れてきとけばよかった
『 よりによって彼女とか…邪魔やな、
「 ッ…まろッ……!話聞いて、!
『 …何、
「 ……俺彼女おらんよ……?
『 …え、ッ、?
目をまんまるにして驚くまろ。どんな勘違いをしたら俺に彼女がいることになるんだ、?高校でもモテるなんてことはなかったはずなのに…
「 さっき言いたかったんはまろの彼女のことで…2人の時間取って申し訳ないな、って
『 …まろにも彼女おらんよ…?
「 ……は、?じゃ、じゃあ洗面所の歯ブラシは…、
『 え、あれあにき用の、
「 …俺用?
『 そ、あにきが家に泊まる時とかに便利やな~って?
「 そんなこと考えてたん、?わざわざ?
『 あったりまえやん!まろはあにきのことず~っと好きやったんやでッ?高校で会った時からずぅっと好きやねん、あ、もちろん恋愛としてな?
「 ……ぇ…、
つらつらと述べられる言葉が理解できない。まろに彼女はいなくて、まろは俺の事を好き、?そんなの俺だってそうだ。両思い、という現実をようやく飲み込んで、俺も____と答えようとした…が、その声は次のまろの言葉でかき消された。
『 やから、俺しか見られへんようにずっとここにいてもらお~って思ったん!
「 ……ぇ、ッ…?
『 大学もやめさせるし、バイトも終わりな?てか、この家から出ちゃだめやな。俺だけのあにきやもん、害虫共に綺麗な綺麗な悠佑をみせるわけにはいかんし。
「 まろッ…どうしたん…、?
『 てかさぁ…あにき無自覚すぎるんよ。大変やったんやで?バレンタインでも文化祭でも、あにきに告ろうとしてる虫共が多すぎてさぁ…駆除に困ったわ、
「 むし、って…
『 まだあにきは花生みじゃないけど…だいじょ~ぶやでッ、まろがちゃんと綺麗な花、生めるようにしてあげるッ!
『 普通の人間でも、花体質の人間と一緒におったら花体質になれるんやってさ。その為に高校でも大学でも時間があればあにきといたのに…やっぱり普通に一緒にいるだけじゃ難しいんやな。
『 でもこれからはもっと一緒にいれるんやで?ううん、一緒にいるだけやない。まろはあにきの花を食べるし、あにきは俺の体液を飲む、2人で1つになれるんよ!あ、そや、花生みになる前から俺の体液飲んどこ~な、そしたら直ぐにあにきもこっち側になれると思うねん!
「 ま、ろッ…怖いッ……
『 怖ないよ?俺はちゃんと箱庭の管理し続けるし。たまにいるんよな、管理出来ひん奴……枯れる花が悪いとか言うけど、枯らしたやつが悪いに決まっとるやんね。そんな可哀想な花になんか絶対させへんよ、安心しぃ?
『 朝も夜も、俺のことしか考えられへんくらい可愛がったげる、俺の為に花を生んで俺の為に生きて?
『 ずっとずぅっと、まろだけのブーケでいてね、悠佑
震える唇からリップ音が聞こえる。
ふわりと甘ったるい花の匂いが漂った。
-がちゃっ
『 ただいまッ、悠佑!
「 おかえり…まろ……!
『 今日もいい子にできたッ?
「 もちろんッ、まろの為にちゃんと花生んでたよ、
『 ほんとに悠佑の花って綺麗…髪から生まれるとこ見とるの好きなんよ…、
「 えへ、ッ…最近な、まろが好きって言ってくれた花、選んで出せるようになってきてん…!
『 そうなん…?無理したらあかんで、まろは悠佑の生む花ならなんでも好きやねんから、
「 でも…まろに喜んで欲しいから……
『 んふ…ありがとう、新鮮なうちに食べちゃうね?
「 ね、ッ…その前に栄養ちょうだい……?
『 え~よ、何がいい?
「 …まろの血がいい…美味しいから、ッ…
『 ん、今ナイフ出すな、
『 ぃ”、ッ……ふぅ…ほら、口開けて?
「 ぁ~、ッ…
『 ん…ほら、美味しい?
「 おいし、ッ…♡
『 ん…ちゃんと養分とって綺麗な花咲かせよ~な、悠佑、♡
「 うんッ…♡
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設定見た時から書きたかったやつ
やんでれっぽいのは桃黒か青黒が好き
コメント
3件
初コメ・フォロー失礼します! ガーデンバースいいですね…!! 青くんは黒くんのために、黒くんは青くんのために…ていうのめっちゃ好きです!!!
ガーデンバース初めて知りました! 黒のこと大好きすぎる青に怯えちゃう黒ほんとにかわいい🥹🥹そのあと結局共依存になんの最高すぎます…!!!