中島敦
隣のデスクに見たことの無い、
懐かしい赤い本が一冊だけ置かれていた
太宰治
其の場凌ぎだった
其れが偽りだとしても光で居たかった
どれだけ黒と罪が絡まり続けても
織田作の言うような人を救う側になりたかった
でも、其の「光」すらも分からなくなった
せめてでも光の振りをした
心を蝕まれる感覚すらも「何時も」を演じた
其れでも、必死の重ねた嘘と云う
II 本当の自分だった II
目を開ける
此れが夢だったら良いのに
神様はデメリット以外何も出ないのに
如何して私を生かすんだろ
…考えても無駄か
月明かりに時計を重ねる
二時半か…眠れた方かな
重い四肢を引っ張り
玄関へ向かう様に命令する
…入水
彼れで死ねるとは思っては居ない
…実際自殺に成功するのは難しいし
只玄関に着いた頃には
操り人形の紐が切れたかの様に倒れて居た
入水すらも死ぬ事すらも面倒臭い
短くてすみません!
此れでも一生懸命なんですよ!(言い訳
其れでは!
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