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チラッ
🐼
「……まぁ、きてるはずないよね、」
きりやんがいないって分かってるのに、
スマホを何度も開いて、ホーム画面を見る
通知が来ることなんてないはずなのに…。
🐼
「…何を期待してんだ、、」
受け止めたはずなのに
受け止めきれなくて、
“現実”
の文字が自分の頭の中に浮かぶ。
味気なかったお昼ご飯が、
もっと、味がしなくなって、
喉を通らなくなった。
俺が好きなのは、味のしないご飯じゃなくて
きりやんが俺にくれた
最後の言葉だから。
それをずっと噛み締めていたいから。
・
また、時間が経って、
おそらく外の世界は“夜”。
暗い世界の中を月明かりだけを頼りにして
1人で歩く。
今までは隣に彼がいたのに。
🐼
「…君は、俺がいなくても平気なんだ。」
月が無常にも俺の孤独をより感じさせる。
月が欠けて、また満月になるけど、
君の気持ちは欠けたままなのかな。
_____嫌いになったわけじゃないんだよ_____
🐼
ポロポロッ
「っ…じゃぁッ…なんで、サヨナラ…なのッ、?」
悪い夢なら早く覚めて、、
僕の元からいなくならないで、、
🐼
「ねぇッ…きりやんッッ…グスッ」
「明けそうもない夜だからさ、」
「…ずっと、ずっと、そばにいてよ…」
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