♡、コメ、フォロー待ってるよ。
パクリ❌
最初ちょいR18
「んッ…あッ、んぇ…ひっ、う、、だいち…だいちぃ」
「あ“〜かわい…」
「アンタ…綾斗の事取られんのが怖いんだ笑」
ピピピピッピピピピッ
「あ”〜夢だよな」
分かってたって。綾と俺がそんな事なんないくらいさぁ…
「はぁ、最悪だわ。出てくんなよ。俺の綾が汚れる。」
ちッ…
アイツ…ほんと邪魔…
***
「琉依?ここで何してんの?」
お昼休みに、立ち入り禁止の屋上へ向かうと、そこには自分が気にかけている転入生の琉依がいた。
「げ…なんでここが…」
「げ…って。そんな目で見んなって笑。そもそもここ立ち入り禁止だろ?」
あからさまに嫌な雰囲気を漂わせる琉依に不覚にも笑ってしまった。
「そう言うアンタこそ…」
アンタも同罪…というように視線を向ける琉依
「あ〜まぁ?」
「…どういう意味だし」
呆れた様子で琉依は持っていた弁当を食べ始める。
それを見た綾斗も、購買で買った菓子パンを、紙パックのミルクティーをお供にして隣で食べ始める。
「うげ…弁当に虫入ったし」
「あ、ほんとだ。残念…俺のパンいる?」
食べかけ…
「いらない。じゃ、俺帰る」
「え〜?ちょっと待てって!」
焦って菓子パンのゴミを素早くポッケの中に入れて立ち上がる。
「今どきツンデレ流行んねーよ?」
「ツンデレじゃないし。関わんな!」
「いや、俺も出来る事ならご要望通りお一人様させてあげたいけどさ、」
「じゃあ…」
琉依は食い込み気味で相槌を打つけど、それを遮るように…
「俺さ…面倒な事嫌いなタイプなんだけど…お前の事は別なんだよね。多分…」
そう言って綾斗は、琉依の綺麗で色素の薄い瞳を見ながら笑った。
「バッカみたい…」
そう言って歩くスピードを上げる琉依。微かに見える琉依の頬は、少し赤みが掛かっていた。
「あ、!置いてくなって笑!」
そうやって揶揄うような口調の綾斗と、拗ねている琉依の行動を少し離れた場所から見かけた大地は、この状況をどうすることもできない自分に不甲斐なさと、苛立ちを感じ、小さく舌打ちをした。
***
「なぁ、綾…最近琉依と仲良くない?寂しいんだけど…」
部活が終わり、帰路についている時。大地は肩を組み、綾の顔を覗き込む。
「はぁ?そうか?そんな事ないと思うんだけど…」
「いやいや!あるって!俺。綾のこと取られると思うと…無理だよ?いっそ…」
大地はあと少しのところで踏み止まる。
これ、告げたら綾…離れていくって。
「いっそ?…なんかお前最近変じゃね?」
「や。なんでもね。それよりもさぁ!」
「大地」
名前を呼び、静かにその瞳を見据える。
「あ〜うん。大丈夫だって!飯食って風呂入って寝たら忘れる!俺…頭ニワトリだから!」
なんだその「私失敗しないので。」みたいなの。だっせ
「大地のテストの点数が悪い理由はこれか…」
「はぁ!?綾…お前失礼じゃね!?」
「あはは…ふふっ、ごめんって!」
「ウッ…その笑顔反則…」
「はぁ?お前頭大丈夫?」
「うっせ!バカ綾ッ!」
「……青春だねぇ」
そう言いながら、持ち合わせのカメラのシャッターを切り、2人のことを遠くから眺めている人物が居た。
***
「やっほ〜執着魔。昨日はやけに楽しそうだったねぇ…?」
そう言って、学校の靴ロッカーの目の前で大地に声をかけてきた人物は、
「遠藤…お前何隠し撮りしてんだよ。モデルなら金とんぞ」
遠藤隆久。
五十嵐大地が持つ、瀬戸綾斗への異常なまでの執着を知っており、その感情に気づかない綾斗を鈍感だと思いながらもその状況を楽しみ、2人の関係の「観察者」としての日常に一種の快感を感じている。
趣味は制服改造で、もはや制服の原型はない。
「やーねぇ…一枚500円。いる?」
そう言って、昨日の下校時に隠し撮りした現像写真を大地に見せる。
「おっと!アブな…やめてよね!貴重な資料なんだから」
「盗撮の癖に偉そうな口聞いてんじゃねぇッ!!」
遠藤がチラチラ舞わせる写真を強引に奪おうとした大地だが、そう簡単には取らせてくれない。
「私の美術の参考画として是非使わせてよ。そしたら、無料で差し上げようじゃないか?」
そう。遠藤はこんなナリでも一応美術部の副部長なのだ。一応…
「お前なんか捕まれ。まぁ…いい。ただ。この事絶対綾にちくんなよ。」
「え〜どうしよっかなぁ〜?チクった方が物語的には面白いかもだけど…お友達の大地クンに免じて…ね?」
「誰がお前の友達だ。バカ」
素早く約束の写真を受け取ってから、そう言い残して、大地は教室へと向かう。その時の顔は、執着魔。「五十嵐大地」としての顔ではなく、一介の高校生。「五十嵐大地」としての顔をしていた。
「器用だね…彼。ねぇ〜そう思わない?」
そう言って遠藤が昇降口に入ってきた男子に問う。
「……アンタ。手出さないでよ。俺今気に入ってんだよね。この状況。」
「君も何かと狂ってるよね〜新入部員の柏木琉依クン!」
「……アンタに言われたくない。この変態…こんな事なら入らなきゃよかった。」
「ん〜私の雰囲気で美術部の事まで決めつけるのやめてよ〜」
To be continued
画像は参考までに。Pinterestより
遠藤隆久(エンドウ タカヒサ) age 21 高3
美術部の副部長。
一人称は「私」(厨二病感マシマシで、「僕」でやつがれにしようか迷った。)
学校屈指の変人・変態で、1年に一回必ず留年するためもう成人済み
噂では、顧問のトメ…カオルk…カオリの事が好きすぎて留年してるとか、実はどっかの御曹司だけど家督継ぐの嫌すぎて留年してるとか色々。だが、本当のことは彼しか知らない。
一応美術部の副部長やってるだけあって、全国のコンクールで優勝するほどのセンスと腕前の持ち主。趣味は制服改造。生徒指導一発アウトまで改造するためもはや、洋風でかっちりとした制服の原型はとどめていない。
顧問の事をカオリちゃんと呼んでいる。
桜庭カオリ(サクラバ カオリ) age 31 教師 美術部顧問
美術担当の教師。
趣味は乙女ゲーム攻略で最近は、
****「〜乙女の花園〜聖ラビリンス学園での秘め事の数々season13657」****とかいうどこまでシーズンあんねん。ネーミングセンスだっさ…とか突っ込みたくなるほどダサいけど、内容めちゃいいゲームの中のヒーロー「ラインハルト・ヴェシュノルド・フェリス」にガチ恋して結婚したと言い張るように。
『(こんなイケメンな私のこと差し置いて、)結婚してから「カオリ・ヴェシュノルド・フェリス」と呼ばれないと職員室では応答しない』(高3 美術選択 高校在学中に酒飲めるようになっちまったよ。さんより)
らしい。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!