この作品はいかがでしたか?
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コメント
6件
上手すぎる… 泣けるし、泣けるし、泣ける! 好きすぎる!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん(大泣) スマさぁぁぁぁぁん(大泣) これ見てからPrologue見るとなんでshkが孤独でいるのか分かった‼︎
ウワアアアアアsmさ〜ん悲しいよぉぉおおおおおお あっ完結おめでとうございます🎉 投稿全部が神でした。今まで投稿お疲れ様でした
sm「これが……最期のお願いだから……」
sha「……わかった。聞くよ」
sm「ありがとう……隣、行ってもいい?」
sha「いや……オレが、そっち……行くから」
内心すごく焦っていた。
困惑して、悲しくて、泣きそうだった。
でも、スマイルの前で涙を見せたら、きっとスマイルが悲しむと思った。
だから、我慢した。
sm「俺ね……前に…入院したときに……」
sm「あと……余命2ヶ月って言われて……」
sha「は……?でも、退院したときは元気そうだったじゃん……!」
どういうことなのか理解が追いつかなかった。
余命……2ヶ月……?
短すぎるだろ……
あ……2ヶ月……?2ヶ月後……
……この時、『2ヶ月後』の意味がやっと分かった。
……なんで……気づかなかったんだ……!
気づいていれば……もっとスマイルとの日々を大切にできたのに……
そう、酷く後悔した。
sm「あれはね……病院の人に無理言って、一時的に回復する薬を……もらったんだ……」
sm「シャークんとお別れするには……まだ早すぎたから……心残り、たくさんあったんだ……」
sm「でも、薬は一時的でしかないから……薬の効果が切れてから…生きられるのは……あと……2ヶ月って……言われたんだ……」
sm「だから……シャークんと……もっと一緒に過ごしたくて……」
sha「……ス、スマイル……もう……喋らなくていいから……」
sm「ううん……あと、ちょっとだけ……」
sm「はぁ……っ……はぁ……」
sm「────俺……シャークんには……幸せに……なってほしいなぁ……」
sm「俺の……分まで……たくさん……笑って…生きてほしい……」
sha「なんで……!オレは……お前なしじゃ……!!」
sm「シャークんに出会えて……よかった……」
sm「今まで……ありがとう……大……好き……だよ……」
sha「ぁ………………スマ……イル……?」
sha「スマイル……!!!」
午後5時16分。
観覧車の頂上を少し過ぎたところで、
オレに幸せになってほしい。
そんな言葉を残して、スマイルは安らかな笑顔を浮かべ、静かに永遠の眠りについた。
どうして……オレのことを……
自分は命を失おうと言うのに、オレの幸せを願うなんて……
どうしてスマイルは、こんなにも優しいのだろう。
そう思うと同時に、オレの視界は涙で歪んだ。
sha「……スマイル……っ……ぁ……あぁああ……っ……」
後悔、悲しみ、寂しさ、愛しさ、感謝。
全ての感情が、オレの中を渦巻いていた。
sha「……っ……う……ぅ……オレの方こそ……お前に出会えて……よかった……ありがとう……スマイル……」
✧• ───── ✾ ───── •✧
あの日から8年経った今でも、
あの日のことは鮮明に、何一つ欠けることなく覚えている。
そして、スマイルの最期の言葉、
『幸せになってほしい』という願いを叶えるため、
今も、心の中にいるスマイルと共に、生きている。
孤独だって、スマイルの分まで、たくさん笑って、
生きていくからな────。
sm『いつだって、俺がいるから』
『望む幸せ、望まれた未来』
完結です!
最後の展開、自分で書いてて辛かった……😭
リクエストしてくださった方、ちゃんと応えられてたでしょうか?
ハート、コメントお待ちしてます🌟
それでは👋