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彼の「ごめん」は軽すぎる
小学校六年間同じクラスだった男子
嫌いだったけどなぜか仲が良かった
うざいやつ「お前ら付き合ってんじゃねぇの〜?」
自分「うっざ黙れありえねぇから」
まあこんな噂を流されてばっかだったけど
いじめられた時だって嫌いでありつつも仲良くしていた
二人ともいじめられる側だった
帰り道が途中まで同じで塾もクラスも同じ
あいつと話す機会はたくさんあった
普通に楽しい話や愚痴も話して、勉強して、中学受験に備えた
中学受験の合格発表を見に行った
当たり前のように自分は落ちていた
その帰り道、あいつ、あの男子とすれ違った
自分「やっぱ落ちたわw」
あいつ「お前が落ちたなら俺も落ちたなw」
自分「合格祈っとくぞ〜」
一瞬立ち止まってそんな会話をしてまた歩き出す
その時気づいた
あいつに落ちて欲しいと願っている自分がいること
学校を離れたくない
その願いが切実に込み上げてきた
結局あいつも落ちた
その結果が分かった後に言ったあいつの言葉
あいつ「また三年間よろしくだな」
自分「言うなよ嫌すぎるわw」
嫌じゃなかった
そう言ってくれたことが嬉しかった
中学入学
クラスは別になった
初めてクラスが変わって少し寂しかった
夏休みに入った
あいつとゲームの約束をして、しばらく遊んだ
その途中恋バナをふっ込んだ
自分「お前好きなやついんの?」
あいつ「………教えねぇ」
自分「いるやん、いないって言い切ってない時点でいるやん」
あいつ「黙れ。ってかお前はいんのかよ」
この時対戦ゲーで自分が失敗して心ここに在らずなのが悪かった
自分「いるわお前だよ」
言った後に気づいた
とんでもないことを言ってしまった
自分「やばいごめん忘れて」
あいつ「俺?w」
自分「…そうだよ悪いかよ」
あいつ「悪くはない」
自分「付き合う…とか…」
あいつ「……ごめん」
まあそうだよな、あんな関わり方して叶う恋のはずがない
でも、できれば
これ主のガチの過去☆
そしてこんな終わり方しときながらまだ仲良くしてるぞ☆