アメ日帝です。(地雷の方は回れ右)
NL注意
日帝ちゃんはアメリカと面識ない世界線です。(現代)
日帝視点
もう意味が分からない。
なんでこんな目に合わなければならないんだ。私はただ用事を済ませて家に帰ろうとしていただけなのに。なんで殺人現場に立ち合わなくてはならないんだ。おかしいだろ。確かに何か嫌な予感がして回り道したのに。こんな仕打ち受けるような事した覚えもないぞ?路地裏行ったら、血の着いたハンマーを振り上げてる人がいて、それで咄嗟に隠れて。でも私もよく咄嗟の行動ができたと思わないか?凄いぞできない普通は。
そう考えながら息を殺す。
何度も何度も鈍器を叩き下ろす音は気持ち悪く、吐きそうになる。
暫く待ったあと、気持ち悪い音が消えた。嫌な匂いが充満するなか、恐る恐る様子を伺ってみると____
日帝「っ!____」
そこにあったのは「人だった物」だ。形はグチャグチャで。性別すら分からない。鼓動が早くなり、呼吸も不安定になる。
日帝「ま、まずっ!警察っ!」
急いで通報しようとする。すると、スマホが手の中なら消え去った。いや、消えたんじゃない、奪われたんだ。
日帝「…!?」
「…」
さっきの殺人犯だ。間違いない。恐怖で腰が抜ける。殺人犯はずっと私を見つめてきて、獲物を捉える狩人のようだ。
どうしよう、殺される。
目柱が熱くなるのが分かり、目を強く瞑る。
だが、
次に目を開けた時には、丁寧に置かれた私のスマホと、気持ち悪い匂いを放つ人だった物しか無かった。
次の日だった。
休日なのに弟(日本)から叩き起こされ、何事かと玄関へ向かえば、警官達が立っていた。
警官「朝早くから申し訳ありません。この方と面識はありますか?」
写真には美しく着飾った女性が写っていた。ハイブランドを身に纏い、肌艶もいい。
警官「彼女は有名な結婚詐欺師でして…昨夜遺体が見つかったんです。」
日帝「はぁ…」
警官「最近、このような事件が増えていまして。被害者が激増しているんですよ。」
日帝「成る程…」
警官「我々は同一犯の犯行と見ていまして…おそらく、貴方が昨夜見た殺人犯です。」
日帝「そんな…」
警官「ですが…不可解な事が一つありまして…」
日帝「不可解な事?」
警官「はい…あの殺人犯に遭遇した方の中で貴方だけ殺されていないんです。」
日帝「私だけ?」
警官「はい、まぁ、なんの関係があるのかは分かりませんが…とにかく、今日はありがとうございました。失礼します。」
その日の夜
日帝「そろそろ寝るか…」
スマホを弄る手を止めて、布団にはいる。だんだんウトウトしてきたときだった。
__「ギィ」と扉が開いた。
誰だ?日本か?なんでこんな時間に?
足音から察するにだんだんこちら側へ来ているようだ。今は何も抵抗できないし、寝た振りをしてやり過ごすしかない。必死に目を瞑らなければ。
すると、ベットが「ギシッ」と鳴る。
まさか?ベットの上に乗ってきたのか?嘘だろ?
思わず目を開けてしまう。それは昨夜の殺人犯だった。
今度こそ殺される。
諦めで気が変になった。引きつった笑い声が出た。冷や汗も出た。
日帝「はは…」
「…」
正気を保てる気がしない。今にも叫んでしまいたい。すると、殺人犯は私の身体中を触ってきた。その手つきは優しかったが、どこか恐怖もあった。
日帝「…」
どうしよう、やめろなんて絶対言えない。だって鈍器で人グチャグチャにした奴だぞ?逆らったら人間ミンチになるだろ。それだったらまだ触られる方がマシだ。
いきなり私の上に乗ってきた。大柄の筈なのに重くない。覆いかぶさっているだけだろうか?そして、撫でていた手を私の手と合わせてくる。最初は触れ合うように。その後はと恋人繋ぎで手を繋いできた。
何がしたいんだ…?
その後はスリスリと甘えてきて、まるで子どものようだった。小さい頃の日本そっくりだ。
日帝「えっ…」
突然抱きしめられた。離そうとしても力が強くて動かない。彼は私の首筋に顔を埋めて匂いを嗅いだり、噛んだりしている。噛まれるときは痛かったが、やめろなんて言えない。
ものは試しだ、と思い、彼の頭を撫でてみる。すると、彼は少し嬉しそうに見え、耳元で囁く。
「…アメリカ」
彼の名前?それとも偽名?なんで私に言ってくるんだ?意味が分からない。
彼は暫く同じ動作を繰り返してくる。唇をずっと触り続けていた。
…成る程、意味がわかったぞ。
日帝「ア、アメリカ…」
彼の名前?を言ってみる。すると、彼は私の頭を撫でて去ってしまった。途中で手を振ってくるから振り返したが…良かったのだろうか?まぁいい。
また来て欲しい、なんて思ったのは気の所為であってほしい。
ありがとうございました。
こういうアメ日帝もてぇてぇ。
コメント
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スゥゥゥゥゥ…꒰ঌ(っ˘꒳˘c)໒꒱尊死