『王馬小吉、川にてロボットと出会う』
15時30分、才秀学園
王馬小吉はこの日、疲れ切っていた
午前中からゴン太を振り回し、最原をいじり、真宮寺に神経を抜かれそうになる
そんなことがあったせいか疲れ切り、部屋に戻って寝ようと思ってトボトボと歩いているところだった
キ「あ、小吉クン!」
王「はいはい、今は小豆洗いロボに構ってる暇ないの」
キ「いえ、緊急事態なんです!助けてください!」
王「はぁ。もうなんなんだよ鉄屑!後にしろって…」
キーボに怒鳴りちらしてやろうと振り向いた途端、衝撃的なものを見た
川が流れてる。しかもキーボは網に引っかかっている
王「…」
状況を整理しよう
まず才秀学園に川はない。絶対
そしてキーボが魚用の網に引っかかってる。あり得るけどそんなこと普通はない
だから多分
王「…俺疲れすぎて幻覚見てるな」
キ「幻覚じゃないですよ!助けてください!」
王「はぁ…仕方ないな」
幻覚だとわかっていても、とりあいず不快なのでうるさい鉄屑を網から出した
王「俺の心の寛大さに感謝しろよな!小豆洗いロボ!」
キ「ありがとうございます。あとボクは小豆洗いロボじゃありません!」
王「で、どうして網に引っかかってたの?」
キ「誰かに捕まえられちゃって…」
王「へぇ、魚とロボってそっくりなんだ」
キ「そっくりな訳ないじゃないですか!」
王「…この川は?」
キ「これはゴン太クンが掘ったんです」
王「ゴン太が…?」
キ「はい!ゴン太クンが掘って、竜馬クンがテニスボールで水を入れたんです!」
もう単語が何一つ理解できない。テニスボールで水を入れたってなんだよ
違和感しかしない
…そういえば、キー坊って人のこと下の名前で呼ぶっけ?
いつも王馬クン、星クンじゃなかったっけ?
?「あれ?王馬クン何してるんですか?」
王「え…」
?「もう夜時間ですよ、ここで立ち尽くしてどうしたんですか?」
後ろを振り返るとキーボがいた
王「キー坊、なんで…あれ」
キ「?」
王「川は?キー坊は?」
キ「本当に大丈夫ですか?」
もう一度振り返ると、そこにあったはずの川がない
しかも俺のことを小吉クンと呼ぶキーボもいない
王「ちょっと待って…今、何時?」
キ「…20時です」
王「俺、5時間も…誰と」
キ「…だいぶ疲れてますね。部屋までついていきますよ。いきましょう」
王「…うん」
本物のキー坊に肩を支えられながら、俺はフラフラと部屋に帰った
コメント
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え……面白い話かと思ってたら普通にホラーだった…:(´ºωº`):