桃メインです。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
〜家〜
桃「ただいま!お母さん。お父さん。」
母「あら、おかえり。」
父「今日のテストはどうだった。」
桃「満点だったよ!」
今日のテストはみんな苦戦してたし、俺自身も難しいと感じた。満点が取れたことを褒めて欲しい。
父「やっぱりそうだったか。」
母「私達の子なんだから当たり前でしょ!」
やっぱり。
褒めてくれないのは分かっていても少し期待をしてしまう。
なんで期待をしてしまうんだ。
期待なんかしなきゃ、辛くないのに。
父「明日も学校あるんだから、早く部屋に行って寝なさい。」
母「そうね。ちゃんと勉強してから寝るのよ。」
桃「┈わかった!」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
〜桃の部屋〜
桃「┈勉強しなきゃ。」
俺の親が褒めてくれないのは昔からだ。というか褒めてくれたことは記憶の中にない。
母は医者で父は弁護士。だから俺を優秀な子に育てあげて、医者にさせようとしている。
昔から遊びに行こうとしても、勉強をさせられた。
さらに最近は母と父で喧嘩も始めた。父は俺を弁護士にしたかったらしい。
でも俺は医者にも弁護士にもなりたいわけじゃない。俺の夢は┈
あれ┈?思い出せない。俺の夢って┈
勉強しすぎて疲れてるのかな?気分転換に何か好きな事でも┈
桃**「俺何がしたいんだっけ。」**
そうか。俺は┈
我慢しすぎて何がしたいのか分からなくなったんだ。
でもこっちの方が辛くないかも。
桃「┈とりあえず寝よ。」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
桃「起きなきゃ。」
桃「制服着てからリビング行こ。」
今日はあんまり親に会いたくない気分。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
桃「おはよ!」
母「あら、今日は早いわね。」
桃「ちょっと早く出ようと思って!」
母「そうなのね。今お父さん寝てるけど、先ご飯食べる?」
いつも父はギリギリまで寝てる。
桃「ごめん。あんまり今お腹空いてないから、ご飯いらない。」
母「大丈夫?体調悪い?」
桃「ううん。早く学校行きたくて!」
母「勉強するの?熱心で良いわね!」
桃「うん!じゃあ行ってくるね!」
母「行ってらっしゃい。」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
〜登校中〜
桃「学校に行ったら気が楽になるかな。」
早く行こうとしてる理由がある。
桃「走っちゃおうかな?」
そう言いながら走って行った。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
〜学校〜
桃「誰もいない!」
早く来てるんだから当たり前だ。だけど、誰とも会いたくなかったから。
桃「屋上に行こう。」
すごく足が軽い。楽になれるはずだから。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
〜屋上〜
桃「誰もいないよね?」
端に立って辺りを見回す。
桃「心地いいな。」
やっと楽になれる。
「何してるの?」
☆;.+*:゚+。.☆;.+*:゚+。.☆;.+*:゚+。.☆
期待で潰れそうになってしまうことありますよね。辛い時は沢山、友達や親に頼っていいと思います。
最後の言葉は誰が言ったのでしょうか?読んでくださった方は是非続きを楽しみに待っていてください!
コメント
2件
𝐠𝐨𝐨𝐝 𝐛𝐨𝐲 𝐬𝐲𝐧𝐝𝐫𝐨𝐦𝐞 訳【いい子症候群】 親や周囲の期待に応えようとして、自分の意思や感情を押し♡♡♡てしまう傾向がある性格の事を「いい子症候群」と言います。 この話ではらんくんが自分のしたい事が分からなくなっていましたよね。 他にも症状が色々あるので調べて見てください。