樹side.
〜数分前〜
〈え、樹くんじゃない!?〉
〈やば、今もイケメンじゃん!〉
「…」
中学の同級生から結婚式に誘われ、来てみたものの…
相変わらずモテんなぁ、俺。
まあ、正直探してるのはあの女の子たちでも新郎新婦でもなくて
あのころの「いつメン」なんてやつ。
あなたと北斗との3人での思い出が俺の青春の全て。
今でもはっきりとそう言える。
「…」
まだ来てないのか…?
来なかったら俺来た意味ないんだけど、
「…!」
いた!!
「北斗!!」
『…ん?』
「北斗!久しぶり!」
『…え!?樹!?』
「そーだよ!え、まじ懐!」
『いつぶりだよ…笑』
「それな笑」
やばい。懐かしすぎる。
楽しい…!!
でも、2人で喋れば喋るほど必要と感じてしまう
「あの人」の存在。
「…」
北斗に、「あなた知らない?」と聞こうとした時
彼女の姿が目に映った。
[♪〜…]
「…あなた?」
[へ、]
「!」
やっぱりあなただ…
そして、目が合って改めて感じた。
俺、やっぱりあなたが好きなんだ…
コメント
2件
う"わ"ぁ"...最高すぎる...✨✨ 最高としか言いようがない、笑 次も楽しみにしてるねん❗️💭