僕とあの子

第一話　恋人が亡くなってしまったら…

（元貴&〇〇）

元貴「〇〇〜準備できた？」

〇〇「できた！今日は私が運転していい？」

元貴「いや俺がするよ、〇〇できるの？笑」

〇〇「できるし〜笑笑」

こんな日が…こんな会話が…ずっと続けばいいのに。

今から１年前のあの日のことは

昨日のように覚えている

〇〇「えっと…シートベルトと…ここを押さえながら…」

元貴「ねぇ大丈夫？笑」

〇〇「できたできた！」

元貴「心配だなー笑」

その30分後

横から飛び出してきたトラックとぶつかり

運悪く俺だけ生き残った

生き残ってしまった

元貴「救急車…救急車ｯ…！！」

〇〇「…」

元貴「〇〇！頼むから…頼むから行かないで…そんなに早く行くなんて…ｯ…聞いてねぇ”よ！！（涙」

その後病院に搬送されたが

もうすでに息を引き取っていた

俺は足の骨折だけ

彼女の手を握りしめて声をかけるが、

いつもの明るい声は返ってこない

元貴「俺はこの先どうやって生きていけばいい、？ねぇ〇〇、俺が1人で生きてる意味って…（涙」

泣きながらも彼女の手を握りしめたまま眠りについた

次の日の朝

「おはよう元貴！」

なんて言葉は聞けずにテレビをつける

📺〈昨日の午前10時ごろ、〇〇区にて男女が乗っていた車とトラックが衝突し、トラック運転手は軽傷、車に乗っていた男性は重症、女性は病院搬送時に息を引き取ったことが確認されました

元貴「ｯ…くそぉ”ｯ”！？何で〇〇だけ…！神様は何を見てるんだよ！？ｯ返してくれよ…返せよ…！！」

朝からこんなニュース、見れたもんじゃない

そしてその週は彼女の葬式が行われて

完全にあの世に行ってしまった

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そして一年。

〇〇、見てるかな

俺、1人で一年も耐えたんだよ、笑

すごいって褒めてくれるよな、

こんなこと望んでないってわかってる

でもごめん

もう苦しいんだ、笑

もう…もう俺きつい…

今、そっちに行くからね。

行ってすぐ抱きしめるから…

〇〇も何も言わないで抱きしめてくれる、？

お母さん、お父さん、お兄ちゃん、友達

ごめんね。ありがとう

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📺「昨日午後10時頃、アパートに住んでいる男性が遺体で発見されました。

警察の捜索によると“自殺”とのことです」

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元貴「愛してる…愛してるよ、」

〇〇「私も愛してる」