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文スト
夢小説
何でも許せる方のみ
私は先生の自殺となる行為を止めた。
止めたはずなのだが、
その者は健やかな表情で眠っていた。
細々とした腕を掴むと微かに脈が打っている。
血液が脈から脈へと流れていた。
弱々しくも生きている事を強く象徴している。
しかし生きている事は感じ取る事が出来た。
「太宰、先生は生きているのか、なぁ応えるよ」
瞳には水が溢れ出てきそうにも哀しみを込めていた。
前のめりになり砂浜の色を思い出させる服の胸ぐらを手で掴んで 私に聞いている。
掴んだ手には震えていた。
「皮肉な事にも東さんは生きている。だが、私達の記憶を覚えているかは分からないけどね」
「はぁ、?何で手前が分かンだよ」
「そりゃあ、言ってたでしょ?
「私の記憶を思い出せろ」って。
蛞蝓の癖して覚えてないのかい?笑」
煽り口調で聞くと彼は少し否定する体力が無くなっていた。
少し黙り込んでいる時間が妙に変な気分になる。
「まぁ、私が東さんを預かるとするよ。与謝野医者に診てもらう為にね」
「それはポートマフィアが、やるしかねーだろ。お前の組織なんかに…」
「そちらでは危険じゃないかい?
変に狙われて亡くなったらどうするんだい?
それに武装探偵社の方が安全だということも
中也も分かっているよね」
「嗚呼、だけどな」
「では、グッドバイ」
私は急いで東さんを急いでお姫様抱っこで運んだ
「おいっ!待てっ!!」
中也が追いかけようとしても追いかけられなかった。
何か心に残っていて何も出来ないようなそんな感覚らしいような顔をしていた