irxs赤桃赤ほのぼの小学校低学年🐤、中高生くらいの🍣
たぶんどっちでもいけるくね…?って思ってタグは2つ
いや違うやろ、って思ったら教えてください
冬だけどクリスマス要素…ちょっと入れたけどほぼ無し
桃side
もう13:00前なのに今日はあいにくの曇り空
学校から下校する生徒にとっては息も凍えるような寒さだ
先週までは暖かかった癖に急に寒くなんのほんまやめてほしい
しかも俺の防寒対策はほぼ0ときた
もう少し寒くなってから買おうと思っていたため家にあったのも薄手のカーディガンくらい。マフラーどころか手袋もない
しかも時折ひゅう、と風が吹くから耳が痛い
まだ家までは結構な時間かかるのに、先が思いやられる
今日までに何も買っておかなかった自分の迂闊さを恨んだ
赤「えっ!?ないくんだ!」
聞き覚えのある声がして振り向くと俺の背丈の半分もない赤い髪の男の子が走ってきた
と、言っても知らない子とかじゃなくて、ほんとつい数時間前に顔を合わせたばかりなんだけど
桃「りうらおかえり〜」
とてとて、と可愛らしい様子で俺の傍まで駆け寄ってくるのはうちの隣に住んでいるまだ小学生のりうら
嬉しいことに俺に懐いてくれているらしいりうらはよくうちに遊びに来ていて俺の癒し…ん”ん”っ…弟みたいなものだ
赤「ないくん何でいるのっ!?」
今も俺の足に抱き着いてぴょんぴょんしてはしゃいでいる
かわいい
桃「りうらただいま~~今日は終業式だったから俺も早く帰れたんだ、りうらもでしょ?」
赤「うん、そぉだよ!」
そうにこにこ笑っていると何かに気づいたようにはっ、と言って口に手を当てたりうら
桃「どうかした?」
赤「もしかして…」
学校に忘れ物でもしてた…とか?やばいなまた取りに戻らないと
桃「うん」
赤「きょうはないくんといっぱいあそべる!?」
違った天使でした、かわいい
桃「そうだよ~~、なにして遊ぼっか」
赤「えっとね、おかあさんがきょうはね、くりすますつりーつくるんだよって」
桃「へぇ、いいじゃん」
赤「でね、ないくんとつくりたいっていったら、ないくんがいいよっていったらね、って」
桃「おぉ…、?」
えっ、俺も?お邪魔じゃない…?
そんな考えは一瞬にして吹き飛んだ
赤「ないくん、りうらといっしょにかざりつけしてくれる…?」
寒さで薄く紅潮した頬、うるうるおめめ。つまり世界一可愛い
桃「ごほっっ…(死」
赤「ないくんっ、らいじょーぶ?」
急に立ち止まり、うずくまる俺
完璧に不審者だがいつもの事なのでりうらも慣れたもんだ
心配そうに背中をさすってくれる
落ち着け、落ち着け…すぅ…はぁぁ…
ほんとりうらが可愛すぎてやばい
りうら以外の子と関わる機会ないけど、小さい子って皆こんな可愛いの??え??
…あっぶね、勢い余って抱き着く所だった
路上で小学生男児に抱き着く不審者…?
そんなニュース笑えない
一瞬不穏な思考になったが、、いや、制服着てるから大丈夫だよね??
はぁぁ…さむい
さっきまでの追い風が転じて向かい風、しかもめっちゃ強い。おわった…
まぁ、自業自得ではあるんだけど
赤「ないくんさむいの?」
桃「さむい~~((泣 りうらん家はさすがだね、あったかそう」
厚着を重ねてミトンの手袋をしているりうらはちっちゃくてかわいくて雪だるまみたい
赤「じゃありうらがあっためてあげる!」
そう言って手を差し出すりうら…天使??
赤「ほら!ん!」
桃「ありがと~」
赤「ないくんあったかい?」
桃「うん、りうらのおかげであったかいよ」
えへへ、とりんごみたいな真っ赤なほっぺで笑う彼
りうらの優しさにほんわかして、心までぽかぽかしてくる
………
とりゃ
赤「わぁぁ〜!?ないくんつめたい!!」
桃「ごめんごめんww」
つい悪戯心が湧いて、りうらが図書バックの持ち手を入れ替えたタイミングで首元に冷たい手を当ててしまった
赤「ぜったいはんせいしてない!」
ぷんすこ、と怒るりうらの顔も可愛くて謝っている顔を作るべきなのに顔が緩んでしまう
こんなひとときがこれからも続きますように
俺はこれからも続くであろう穏やかな時間に思いを馳せ、ゆっくりと身を委ねた
赤side
ー数年後ー
桃「さむ…」
赤「だね、今週激寒じゃん」
手を擦り合わせて白い息を吐いているないくん
頬も赤くなっていて、とても寒そうだ
桃「手と耳がちでやばい」
そう言ってマフラーを耳の上までぐるぐる巻きにしているのが可愛くてちょっと笑ってしまった
不審なタイミングだったから聞こえてないといいけど
赤「りうらがあっためてあげよっか?」
桃「……りうらの手冷たそうだしいい…/」
にやっと笑って提案した言葉は冗談半分、本気半分
ないくんは冗談だと受け取ったようで断ったのだが、チラチラとりうらの方を見ているのが面白く、ヘタレなないくんらしい
しょうがないなぁ、りうらがリードしてあげよう
赤「カイロ大量だから暖かいで〜す!」
桃「り、りうらっ…!?」
強引に腕を引き寄せ手を繋ぐと慌てふためく彼
最近付き合ったばかりなので少しのスキンシップにも慣れない様子で頬を朱に染めている
告白したのは俺から
まだ子どもだし…と視線をうろつかせ迷っている彼の事をりうらの可愛さ(笑)を最大限活かして落としたのも記憶に新しい
りうらのこと大好きなくせにね?
つまりは勝算しかなかった
ないくんの初心な反応は見ていて飽きない
ただこれがいつか無くなる日も来たりするのかなと思うと慣れてしまわれるのも少し寂しい
なんてことない顔してりうらの隣を格好よく歩くないくん
……いや、ないな
赤「ふふ」
桃「な~に笑ってんのっ」
どーんと俺にもたれかかってにやにやと笑う彼
赤「いや?ないくんがかわいいな、って」
茶化して告げると
桃「…りうらもかわいいよ」
くしゃり、と微笑んで不意打ちが来た
赤「…ぇっ/」
ちょっと赤くなった顔を誤魔化すように背伸びをすると、意図が分かっていたようで少しかがんで口付けを受け入れてくれた
赤「愛してる」
桃「俺も…愛してる」
たどたどしく紡がれる言葉の響きに心が温まる
りうらが告白したんだからプロポーズはないくんからが良いなぁ
そんな将来の事に思いを馳せ
日差しが出てきたお昼の陽だまりの中で2人、微笑んだ
コメント
5件
ほんとに神ってる😇✨💕 数年後も前の幼い時みたいに手を繋いでるとか尊すぎる...、、 なんなら、🍣くんが少し遠慮してるのと、🐥くんがグイグイいってて、 少し照れたりしてるのとか もうほんっっとうに可愛すぎる~🥹
もう大好きだ…ッッッッ( 赤桃さんも桃赤さんもどっちでも捉えれる…✨✨年の差があるのかわいいよね…(? クリスマス投稿ありがたすぎる…😭😭︎💕︎✨ 幸せ空間だ…心が温ったまんねっ🥹🫶🏻️💓