sm視点
白尾団のボスに監禁されてずいぶん経った。最近、俺は……
kn スマイル〜♡
sm きんとき!
sm 待ってたよ!
とか
sm ねぇきんとき
kn な〜に?
sm 頭撫でて?
kn いいよ♡!
とか……恥ずいけど、きんときに堕ちた振りをして、ここから出るチャンスを待っている
kn スマイル〜今日も可愛いね〜♡
sm うん
br コンコン、きんさ〜ん?
kn なに?
br そんな殺気出さないでよ〜w
br なんかまた隣のマフィアが白尾団を潰そうとしてきてるらしい
kn はぁ……めんどくさ
br あいつらもあいつらで懲りないよね〜…何回目なの?
kn それな
br だから1回表に出てきて欲しいらしい
kn うん…わかった
kn スマイル?待っててね?
sm わかった
kn チャリン…ガチャン
sm …!!
きんときがドアを出る時に鍵を落として行った!これは……行けるぞ!!
俺は、全身の関節を外して伸ばすくらいの勢いで腕を伸ばし、なんとか鍵を取る事に成功した
sm ジャラジャラ…カチャ
sm …きた!
俺は手と足に掛かっていた鎖をとき、檻から…そして部屋から出た
俺は走って…走って……とにかく走り続けた。こんな所から出るために
sm 扉だ……!!
俺はたまたま玄関では無く、非常用の扉を発見したようだ。門番が居ないし、脱出するには最適解だ。しかも鍵が付いておらず、ドアノブしかない
sm よし!おさらばだ!
sm ガチャ
俺がドアノブに触れた途端、警報音が鳴り響き
気づいたら俺は意識を手放した……
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続く……
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