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いやー、部活疲れる〜
あ、
それじゃあどぞー!
「ここにいたのか」
聞いた事のある声だった
少し低くて、けど、優しい声
この条件に会うのは先生くらいだ
「……帰らねぇのか?」
「帰っても楽しくないし」
そう、私の母親は夜遅くまで働いている
父親はいないから周りの母親より頑張ってると思う
だから、家に帰っても誰もいない
話し相手もいない
実はそんな生活が苦しかった
「私なんて、いない方が……皆、楽になる……」
「俺は困るな〜」
そう言って、優しく抱きしめてきた
男だから体が大きいから
私の体が先生に取り込まれそうになった
「お前がいないと俺金貰えないし」
「私より金ってか」
「ん〜、五分五分」
「はいはい、そうですか〜」
「……それとさ」
「なに」
「俺の事、先生じゃなくて三途先生って呼んで欲しい」
「なんで」
「ややこしいから」
「……わかりましたよ」
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