神の処理班が フェン・カーミラ を追い詰めていた。
処理班A:「標的確保まで、あと少し!」
処理班B:「逃がすな! 神の意思に背く ‘異端’ は消去せよ!」
フェンは 息を切らしながら後退する。
フェン:「クソッ……この数は流石にキツイ……!」
彼の周囲には、光の刃を持つ天使たち。
「終わりだ。」
処理班が刃を振り上げた――
ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!
牢獄の天井が吹き飛んだ。
処理班A:「……!?」
フェン:「……は?」
上空から――
「助けに来たぜェェェェェ!!!!!」
炎とともに ルシファー が降ってきた。
ドゴォォォォォン!!!!
着地の衝撃で 牢獄の半分が崩壊 する。
フェン:「ええええええええ!!!!?」
処理班:「ッ!? ……これは、悪魔ルシファー!!」
ルシファー:「いやぁ~、間に合ってよかったわ!」
処理班B:「何のつもりだ!? これは神の命令による ‘処理’ だぞ!!」
ルシファー:「知ってる! 知ってる!! でも それを止めに来たんだわぁ!!!」
処理班:「……何?」
ルシファー:「いやさ、コイツ消されると俺が ‘すっげぇ困る’ んだよね!!」
処理班:「……個人的な理由か!?」
ルシファー:「『個人的な理由』だ!!!!!!!!!!」
処理班:「堂々と言うな!!」
フェン:「ちょ、待って!? 何でお前が助けに来るんだよ!?」
ルシファーは フェンの肩を抱き寄せる。
「いやぁ、お前は ‘俺の大事な大事な物だからなぁ!!」
フェン:「……え?」
ルシファー:「説明はあと! とにかく逃げるぞォォォォ!!!!」
処理班:「逃がすな!!!」
天使たちが追おうとした瞬間――
ドゴォォォォォン!!!!
ルシファーが 牢獄の床を殴り抜いて崩壊 させた。
処理班:「何ィィィィ!? 足場が……!!」
ルシファー:「フェン、掴まれ!!」
フェン:「うわぁあああ!!」
ルシファーは フェンを抱えて飛翔する。
処理班:「待てェェェェ!!!」
しかし――
牢獄は完全に崩壊。
神の処理班は 崩落に巻き込まれた。
ルシファー:「よっしゃああああ!! ‘作戦’ 成功!!!」
フェン:「いやいやいやいや、色々おかしいだろ!!!?」
ルシファー:「細かいことは ‘後で’!! 今は ‘ダッシュ’ だ!!」
フェン:「オレの ‘運命’ はどうなるんだよぉぉぉぉ!!!」
こうして――
フェン・カーミラは まさかのルシファーと共に逃亡することになった。
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