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嘘と怪物


嘘をついている。

虚言癖ではない。が、何にでも嘘をつく癖がある。

誇張して大きく見せたいわけではない。

”癖”と表現しているがこれはどちらかといえば”習慣”に近い。

1日30ほどの嘘をつく。

相手にだけではない。自分に自分で嘘をつく。

まるで何かに”そうしろ”と言っているかのように。

自分でも”またああなってしまうのではないか”みんな私から離れ、私を避け続けいつにも増して孤独を味わうことになるのでは、と焦っているのだろうか。私自身孤独を感じているつもりはなかった。”つもり”はなかったのだ。

表面だけの薄っぺらな関係。それがトモダチ。私の中ではずっとそう。あの日からずっと、私の胸に残るこの孤独を私は薄っぺらな関係と表現することで逃げ続けているのだろう。

もうやめてくれよ。私を縛る怪物。あの日”自分の感情”から逃げた先にいた、ー怪物。

私の心に在り続けるのはこの怪物だけ。楽しい、悲しい、嬉しい、かわいい、かっこいい、私は何も感じない。感じられない。

きっと知る資格も、感じる資格もないけれど、もし神様が許すならー。私が、怪物が許すなら私は孤独以外の”感情”を知りたい。

この感情から逃げることが許されるものではないとわかっている。だからこそ逃げるのではなく立ち向かわなくてはならないものだと思う。それがどれだけ苦だとしても、どれだけリスクがあったとしても。

孤独、それはあまりにも残酷で、非人道的で何よりも冷たい。

さようなら。そして、こんにちは。


後味悪いかも!ごめんよ

イラストの無償依頼受付企画やってるから興味あったら見てね!!

ばい!

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