コメント
12件
kmrk!
うさぎん毎回うめえじゃねぇかよ! 頑張りやがれください
待ってましたぁ!!うまいなうさぎん、、、
カチッカチッカチッ
無機質に鳴り続ける時計の音。
無駄に流れてゆく時間。
一人では勿体無いほどの大きな部屋に、ポツリとソファーに座っている、私。
「お嬢様、お食事の時間です」
聞き慣れた使用人の落ち着いた声。
ゆっくりと立ち上がり、いつまでもぼんやりとした頭を振って目を覚ます。
「今いくよ~」
私は東雲財閥の娘だった。
両親を亡くし、ずっと同じ生活を繰り返すだけの、面白味のない人生。
いわゆる私は、”箱入り娘”だ。
友情なんてものは私の辞書にはなく、恋なんて勿論縁のないものであった。
『もう二十歳にもなっているんだし、本当に大人げない』『わがまま娘』『ニート』
そんなレッテルを張られたまま、ずっとのうのうと暮らしている。
名誉挽回、それが今の私の目標。
深く息を吸い込み、重い口を開き、使用人に言い放つ。
「私、お見合いしたいな」
「っぇ!?えぇ!」
凄く驚いて声も出ないようだ。
大きくて宝石のような水色の瞳を、さらに大きく見開き、ぱちぱちと瞬きをしている。
「良いと思いますよっ!」
「私めは椎名様の恋を応援します!」
安心してほぅっと軽く息をつく。
心のなかで、宣言する。
この私、東雲椎名!箱入り娘を卒業してやりますよ!!
『ダメ男と箱入り娘』_開幕_
原案⇒ヨゾラ様
※この作品はmmmr様の二次元創作品です
※ご本人様とは全く無関係です
※mtsrカプ要素を含みます
※グロ表現、喫煙表現、キャラ崩壊、4ネタなどを含みます