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学校が終わり、今から6人で帰ろうとした時
ピロン
花岡【きんときくん。今から会えるかな?】
…先に片付けるか、
きん「ごめん、!ちょっと用事あるから先いっといて、!」
なか「わかったー!はやく来いよー!」
きん「ありがとう!」
きん【会えるよ。いつもの公園でね】
花岡【わかった】
…よし
いつもの公園とは、花岡さんちの近くの公園
いつもそこで会っていた
誰も来ない
知っている人しか知らない小さな公園
来るのはお年寄りの方のみだ
俺はその公園へ向かった
──────
…もう着いてる。
花岡「あ!きんときくん」
きん「…」
花岡「あのね、今日の昼休みぶるーくくん振ってきたよ」
きん「知ってる」
…ぶるーく泣いてたな
そんなにこいつの事好きだったのかな
…こんなやつなんかより絶対俺の方がいいのに…
花岡「それでね…あの…私たち両思いだし…」
「付き合わない…?」
赤く染った頬と耳
これがぶるーくならと考えてしまう
きん「…付き合うわけないでしょ」
花岡「…え…?」
きん「親友の元カノと付き合う気はないよ」
花岡「…ぇ、?でも、!キスしたじゃん、」
きん「好きな人とじゃなくてもキスは出来るでしょ」
花岡「何…?どういうこと…?」
…めんどくさいな
きん「だから、俺は君のこと好きじゃない」
「付き合う気もない」
花岡「…」
涙目の花岡さんの耳元で呟く
きん「誰かにこの事バラしたらどうなるか知らないからな」
声を低くし、圧をかけて言った
その瞬間、花岡さんはビクビクして、泣きながら走ってどこかへ行った
…はー、やってしまった
花岡さんがぶるっく達に伝えたらどうしよう、
そんな思いが俺の中を埋め尽くす
…みんなに嫌われるよね…
憂鬱な気分になりながら、俺は急いでみんなの所へ向かった
──────
きん「っ、ごめん、!遅れた!」
ぶる「っ!きんさーん、遅いよお、」
大号泣のぶるっく。
おれに抱きついてくる
ニヤケちゃダメ。にやけちゃだめだ
分かってる。分かってるけど口元が緩みそうになる
こんなにくっついてくれることなんて普段ない
それに泣いているぶるっくがとてつもなく可愛い…
こんな事…思っちゃいけないのに…
きん「…大丈夫…大丈夫だよ」
そういいぶるっくの頭を撫でる
ぶるっくは泣きながら俺へ頭をぐりぐりと押し付ける
可愛い…
この時間が一生続いて欲しい…
恋人なんて作らないでよ
俺と一緒にいようよ
俺はぶるっくを裏切らないよ
絶対
そう思っているだけではやはりどうにもならない。
ぶるっくにはすぐ、新しい恋人ができた