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初のノベル作品です！！
こちら投稿初期に作ったもので今の雰囲気に少し手を加えたもので短編小説です！
実を言うと今連載中の下書きできてなくて…なんかないかなーって漁ってたら見つけました
すみません…明日連載中の公開します！
少し見ずらいかもしれません…ごめんなさい
⚠注意⚠
青桃です ﾀﾋネタ・妊娠パロ有り
苦手な方はブラウザバックお願いします
青桃以外のメンバーでません
通報❌ 大丈夫な方のみどーぞ！！
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青くん side
青 咲良(さくら),有咲(ありさ)早く生まれてきてねﾆｺｯ
桃 楽しみだねﾆｺｯ
僕には大切で大好きな人がいる
それは桃くんだ。桃くんは現在妊娠6ヶ月でもうすぐで家族が増える。しかも2人
双子の姉妹だった
これから幸せな生活が待っている
そう思っていた
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病院
検診の日で僕は付き添いで来ている
今日も元気かな？なんて思っていた。でもエコーを見つめて思い詰めた顔をするお医者さん
口を開くと僕達にこう告げた
医者 子宮癌ですね
桃 …ｯえ？
医者 手術をしないと助かりません。しかし、
青 お願いします！桃くんを助けてください！
医者 手術をするとなるとお腹の子は諦めるしかありません
青 …そんなｯ桃くんもお腹の子も助けることは…
桃 ｯ… お腹の子を優先してくださいｯ
青 ！ でも桃くんがｯ…！
桃 青ｯいいのｯ俺は2人を助けたい
青 ｯ…ﾎﾟﾛ
桃くんが癌と診断された。僕は驚きと恐怖で固まった
手術をすれば2人は助からない、でも手術をしないと桃くんも助からない
究極の選択だった
でも桃くんは迷うことなくお腹の2人を優先した
お医者さんからは母体が絶対に無事では済まされないこと、お腹の子にも癌が転移する可能性があることを告げられた。でも桃くんの考えは揺るがなかった
そして桃くんは癌の治療をしながら出産の準備をした
その間にも癌の進行が止まることはなく、桃くんの体を蝕んでいった
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迎えた出産の日。帝王切開の為,僕は部屋の外で待っている
その間、ただ3人の無事を祈っていた
赤ちゃん おぎゃぁぁ！おぎゃぁぁ！
青 ｯ！産まれたｯ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
数時間経った頃、手術室から産声が聞こえてきた
そして手術室から看護師さんが出てきて「無事に生まれましたよ」と言われた時,
安心して胸を撫で下ろした
でも現実というのは残酷だった
無事に生まれたものの2人にも癌が転移していた
桃くんは全身に癌が転移し手術はできない状況だった
2人は小さな身体で何度も手術を受けた
生まれてから数時間、お医者さんから残酷な事実を聞かされた
青 …ｯそんなﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
双子の妹にあたる有咲が亡くなった。生まれてから数時間の命だった
彼女の小さな身体は癌に耐えきれなかったのだ
そして僕は桃くんの病室へ行く
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桃 ｯ青…2人は元気？
弱々しく2人は元気かを僕に聞いて来た。自分よりも大切な存在なのだろう
青 ｯ…ﾎﾟﾛ 有咲がｯ亡くなった…
桃 …えｯ？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青 身体がｯ耐えきれなかったって…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃 …ぅｯうぁぁぁぁぁぁんｯｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青 ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ(ｷﾞｭｯ
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桃 …有咲ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ(ｷﾞｭｯ
亡くなってから初めて有咲を抱っこした
桃 …元気に産んであげられなくてごめんねﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青 ｯ生まれてきてくれてﾎﾟﾛありがとうﾎﾟﾛ
有咲の手はとても冷たかった。でも抱っこできてよかったなと思った
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3週間後
青 ﾊｧｯﾊｧｯ…桃くん！
桃 青ｯ…
桃 ねぇ…俺,もう無理だわ…
青 なんでｯ…？お願いｯそんな事言わないで…僕を置いていかないでよ…ﾎﾟﾛ
桃 ごめんね…
桃 俺ねｯ青と出会えて,幸せで…嬉しかったよﾆｺｯ
青 ｯもうお別れみたいなこと…言わないでﾎﾟﾛ
桃 でも,もうお別れなんだ…身体が耐えきれないって
ありがとう…ずっとずっと青のこと…大好き…
青 ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青 …桃…くん？
桃 …
青 …ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ治療と出産,よく頑張ったねﾎﾟﾛお疲れ様(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞｯ
僕もｯ桃くんと出会えて幸せだったよﾎﾟﾛありがとうｯ(ﾁｭｯ
桃くんは今日,虹の橋を渡って行った。僕は最期,彼の頬にキスをした
これで会えなくなってしまったことを理解したのか涙が止まらなかった
青 …ぅｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ桃くん…うぁぁぁぁぁぁんｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
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4日後
青 ｯ！咲良…ﾎﾟﾛ
治療よく頑張ったねﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾆｺｯ
咲良は手術を何度も繰り返し無事に退院することができた
それから僕はシングルファザーとして咲良を育ててきた
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3年後
僕と咲良は毎日平凡に暮らしていた。でもその幸せが崩れるのに時間は掛からなかった
咲良 ぱぱ…あたまｯいたいよぉ…
青 大丈夫？
咲良 ぱ…ぱｯ(ﾊﾞﾀﾝｯ
青 咲良ｯ？！しっかりして！
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病院
突然咲良が倒れた。病院に搬送され,お医者さんから告げられた事実は残酷だった
医者 私達も全力を尽くしましたが,ダメでした…
青 …えｯ？
医者 生まれた頃の癌が再発したようです
青 そんな…ﾎﾟﾛ
小さい頃の癌の再発だった。目覚めることなく桃くんと有咲の元へ行ってしまった
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家
青 …ﾊﾞﾀﾝｯ(玄関を閉める音
僕は咲良が亡くなった現実を受け止めきれず放心状態のまま帰ってきた
リビングに入ると散らかったままのおもちゃ、咲良が書いてくれた絵があった
そこでふと棚に目をやると,結婚式の時に撮った僕と桃くんの写真、
手術室で看護師さんが撮ってくれた生まれたばかりの咲良と有咲の2人を抱っこしている桃くんの写真に目が行った
2枚の写真を見た瞬間,桃くんとの今までの思い出が蘇り、やっと咲良のﾀﾋを受け入れたような気がする
青 うっうぁぁぁぁぁ！！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃くんｯ！ 有咲ｯ！ 咲良ｯ！うぁぁぁぁんｯｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
だた僕は声が枯れるまで3人の名前を泣いて叫んだ。
数日経ったが目は大きく腫れ、しばらくショックで寝れておらず隈が酷かった
僕は桃くんと有咲が亡くなってからは酷く悲しんだ。でも「自分が凹んでいちゃ咲良を幸せにできない」 と思い、咲良の笑顔は桃くんの顔によく似ていて,でも有咲のような面影もあって2人を思い出されてくれる僕の大切な存在だったから咲良の喜ぶことを沢山して咲良の為に頑張ってきた
でも、今日そんな大切な人が突然いなくなった
なぜ神様は僕にそんな意地悪をするのだろう。なぜ僕を悲しませたいのだろう
僕は思った。「この世に神様なんているはずがない」と
だいたいドラマとかの展開では母親も子どもも助かるハッピーエンド。
または 母親は亡くなってしまい、子どもはすくすく育ち「あなたの為にｯお母さんは…」みたいな感動的なエピソードなどがあるだろう。
でも現実はそんなに甘くはない。 とても厳しくて過酷だ
僕は生きる希望も意味もすべて無くなった
だから僕は3人に会いにいく選択をした
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青 …桃くん、咲良、有咲。今行くから待っててね
ｶﾞﾀﾝｯ
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目覚めるとそこは空のようなところだった
そして
青 ｯ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
向こうには桃くんがいた。少し悲しげな表情でこちらを見つめている
僕は勢いよく走り、彼に抱きついた
あぁｯやっと会えた。 神様はいたのかもしれない
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はっぴーえんど
コメント
2件
うぁ…悲しすぎる結末…めっちゃ泣きました(泣) でも青ちゃんにとってはこれがハッピーエンドだったのかもしれませんね…
