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赤&白
恋愛要素無し
学生
ほぼ文字(セリフ少なめ)
他にいいタイトル思いついたらください((
……ッ
待って…ッ、
しょうちゃん…、!
…待って、ッ……
いつもあの子は、俺より先を見ている。進んでいる。
勉強は出来ないけれど、スポーツは万能。
おまけに音楽の授業でも歌が上手いだのなんだの言われている。
張り合うようになってしまうけれど、俺も人よりかは歌えるし、スポーツも勉強も出来る。
それに、俺はラップが出来る。
でも、あの子の方が上手い。
俺みたいに暗くなくて、面白いから誰とでも簡単に仲良くなれる。
勉強なんて出来なくたって、誰かに教えてもらえる。
またラップ聞かせて、って周りに人が集まる。
高校に入る前は、あの子も俺と同じような子だった。
いつも二人でラップの練習をしていた。
もう、俺なんて見ていない。
俺が居なくたって、あの子の周りには沢山の友達がいる。
スタートラインは同じなのに、だんだんと距離が開いていく。
どんなに走っても、走っても追いつかない。
そうして、約三年が経った。
突然、あの子が満開の桜の木の下で止まった。
まるで俺を待っているかのように、こちらを向いて。
俺は、雪で真っ白な道をただひたすらに走っていた。
あの子に届くように。
桜の木の下で待っていてくれているあの子に。
赤「…初兎ちゃん、ッ」
白「りうちゃん……」
:「俺たち、もう卒業やな…w」
赤「…うん、そうだね………ッ」
白「また、一緒にラップバトルしようや?笑」
赤「え、……?」
白「俺、りうちゃんの言葉のセンス好きなんよ、笑」
赤「…いいの、あの人たちと遊ばなくて」
白「あー…笑」
:「…ええの。アイツら、マジめんどくせぇから。笑」
赤「え、そんなこと言って大丈夫?、笑」
白「大丈夫やろ〜」
:「だってアイツらすぐ人を利用しようとしてきてほんまダルかったんよなー笑」
赤「えぇ、そんなこと思ってたんだw」
白「おんw」
赤「…………笑」
あの時君が。初兎ちゃんが、この木の下で待っててくれたから。
今の俺が居る。
これ、YouTubeのコントロールバーから思いつきましたw
閲覧ありがとうございました!!!!!